伝説の相場師本間宗久が残した名言「相場に高下なく、十人が十人退屈の事」2017/02/17 11:08

 投資をしているとよく分かりますが、投資で儲けるには人と同じことをしていてはダメです。多くの人と逆のことをすべきです。実際に投資で利益を上げているのは1~2割りなのですから、当然のことです。


そのことを現した格言を紹介します。

それは、 「相場に高下なく、十人が十人退屈の事」 です。

この格言は、江戸時代に米相場で百戦百勝したといわれる伝説の相場師本間宗久の残した名言から取られたものです。




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 本間宗久が残した名言

 本間宗久が残した名言は次の通りです。

相場、二三ヶ月も高下なく、又通いにておる時は、十人が十人退屈し、強気の人も弱気に赴き、売り方の人は図に当たると心得え、なおなお売り込み、その後 決して上がるものなり。その節さてこそと弱気強気とも一つに成り、一度に騒ぎ立て買い返す故、俵飛ばし急上げになるなり。十人が十人片寄る時は決してその 裏来るものなり。考えの通りに来るものなれば心易きものなれども、右様には来たらず、考えに及ばざるなり。陰陽自然の道理なり。


もう少し分かりやすく説明します。

2~3ヵ月も相場の動きがなくてもちあいとなっているような相場の状況では、投資家も10人のうち10人が退屈していて、強気の人も弱気になっています。そんな時に、売っている人はしてやったりと、さらに売り乗せをするような時は、逆に必ず上がるものです。そういう時は弱気筋も強気筋も一体となって一度に買いに出るため、買い気配で値を飛ばすように急上昇するのです。


10人が10人同じ方向に傾いた時は、必ずその方向と反対に動くものです。なんでもそうですが、誰もが考えているように動いてくれる簡単に儲かるのですが、そう上手くいくことはまずありません。それが自然の道理というものです。




 人の行く裏に道あり花の山と同じ

 こういうことは、実際の相場でもよくあります。買い気配を切り上げてやっと寄り付いたと思ったら、そこが天井になった、あるいは、出来高が増えきて、誰もが○○円までは確実に上がる、というような状況になると、そういうところが天井だったということがよくあります。


投資をする時に、多くの人がやることと反対のことをすれば、利益が上がるというものでもありませんが、相場で儲かっている人の方が少ないという事実を考えると、やはり人のやらないことをやる方が利益が上がるのかもしれませんね。


この格言と同じような内容の格言がたくさんあります。千利休の句から取られた誰もが知っている「人の行く裏に道あり花の山」という格言もそうです。




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