日本人だけが知らない世界から絶賛される日本人2017/02/11 16:02

 最近読んだ本を紹介します。

 それは、
「日本人だけが知らない世界から絶賛される日本人」黄文雄著 徳間書店刊 です。

 




 内容を簡単に説明します。

 まず我々が知らない偉人がたくさんいることに驚かされます。

 技術、文化、冒険、そして他国のために貢献した人など、5章から構成されているのですが、たくさんの日本人の名前が出てきます。


中には、知っている名前もありますが、こういう評価をされているんだと日本での評価とまるで違っている偉人がたくさんいます。


ここで詳しく紹介してもしようがないので、私が気になったことを書いてみます。




 塙保己一

 最初は、かのヘレン・ケラー女史が師と仰ぎ、人生の目標としていた人がいたこと、そしてそれが日本人だったということを知っていた方は、ほとんどいないと思います。


その方は、盲目の大学者として教科書にも取り上げられていた塙保己一(はなわほきいち)氏です。


名前は知っていましたが、どのような人物なのかはしりませんでした。本当に意外な事実を知りました。驚きです。




 太平洋戦争時

 次は、真珠湾攻撃から始まった太平洋戦争ですが、日本が敗戦したことで一方的に日本が悪者になっています。


しかし、ビルマやインドネシアの独立に日本がおおいに貢献していること、そして、これらの国のために死んで行った日本人がたくさんいること、これらの国から勲章までもらった軍人がいることを知りました。


太平洋戦争は、欧州列強からアジア諸国が独立するために必要な戦争であったのかもしれません。これは、この本を読んで感じたことです。




 鈴木大拙

 最後は、禅を世界に広めたのは日本人だったことです。英語で禅のことを「ZEN」というのは知っていました。中国の少林寺で達磨大使が始めたのが禅です。


当然、中国が世界に広めたものだと思っていたのですが、以外にも鈴木大拙という日本人だったのです。


精神分析学で有名なフロイトも鈴木大拙に影響を受けているそうですから、鈴木禅学というのは、凄いですね。



 読めば、とてもおもしろい日本人がいることが分かります。そして、日本人の活動範囲が広いこと、分野も多岐にわたっていること、発想のおもしろさなどにも感心します。

 2011年に起きた東日本大震災で大ダメージを受けた日本ですが、その折に見せた日本人の相互扶助の心、道徳心の高さを世界に示す結果となりました。


この本を読めば、日本人の根底に脈々と流れている 日本人としてのアイデンティティーを呼び起こしてくれます。


ぜひ読んでみてください。




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