順乗の空腹上がりなり、秋名月に買いの種まけ2017/01/07 11:18

  投資の格言というのは、米相場から伝えられたものがたくさんあります。日本では江戸時代から米などの商品取引が盛んに行われてきました。そのため米のように天候に左右される商品の取引にまつわる格言がたくさん生まれたのだと思います。


そんな格言の中で、今でも十分通用する格言を紹介します。

それは、「順乗の空腹上がりなり、秋名月に買いの種まけ」 です。




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   格言の意味は

 この格言を知っている方は、相当な相場通だと思います。この格言には、難しい言葉が出てくるので、少し説明します。


前年は豊作で、お米の収穫も多くお米の値段が安くなっている状態を「順乗の年」というのだそうです。逆に不作で、値段が高くなっている状態を「変乗の年」と言います。


そして空腹下がりとは今年の収穫後、秋から価格が下がることを言います。空腹上がりは秋から価格が上がることを意味しています。


この格言によると、去年は豊作で価格が安くなっている状態の時には、秋頃から価格が上がるので、中秋の名月の頃、9月中旬頃に買っていきなさいと教えています。


つまり、米が取れる時期というのは決まっているので、このように構造的に需要と供給が変わる時期には、需給の変化を見逃さず行動せよと教えているのです。




 この格言はとても重要

 この格言は商品相場で役に立つ格言ですが、株や為替でも使える格言だと思います。いま話題になっているアメリカの金利引き上げなどは、まさに投資マネーの需給を根本的に変えてしまうほど重要な政策の一つです。


なので、利上げの時期を正確に予測できれば、利益を上げられるチャンスが広がることになります。それは為替に限らず、商品、株など、すべての金融商品に適用できるのですから、とても重要です。




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