予測できない時代を生き抜くためには2016/09/13 10:58


最近の市場の動きを見ていると方向感がなく、どちらに動くのかよく分からないことが多くなってきたように思います。それは株に限ったことではありません。FXも商品も債券も同じ状況になっているようです。



 「カオス(混沌)」という言葉をご存知だと思います。どうも世界中がカオスの状態になってきたのではないかと思っています。




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 「カオス(混沌)」とは?

 ウィキペディアでカオスについて調べてみると、ギリシア神話に登場する原初神である。「大口を開けた」「空(から)の空間」の意というように解説されていました。


また、ヘシオドスの『神統記』によると、世界の始まりに存在した原初の神であるが、世界(宇宙)が始まるとき、事物が存在を確保できる場所が必要であり、何もない「場」すなわち空隙として最初にカオスが存在し、そのなかにあって例えば大地(ガイア)などが存在を現した ということです。


コスモス(宇宙または秩序)が存在する前に最初にカオスが存在したという事です。つまり、混沌とした状態がなければ、秩序は存在しないのです。




 世界の秩序がカオスに

 太平洋戦争後に出来上がった秩序も70年が経過し、そこに生活している人たちにとって、とても窮屈で使えない秩序になってきました。国際連合の動きを見ていればよく分かります。北朝鮮のあの暴挙に対して、議論するだけでなんら有効な対応ができないのですから。


国連に変わる新しい枠組みを必要としているようです。金融システムも新しい秩序を必要としているようです。しかし、これまで築きあげた秩序を壊すには、これまでに築かれた既得権で甘い汁を吸っている人たちの抵抗が凄いので、新しい秩序を作ることはなかなか難しいのです。


新しい秩序を作るためには、これまで築いてきた秩序を徹底的に壊さない限り、つまり「カオス(混沌)」の状態にしないと「コスモス(秩序)」ができないのです。


なので、この「カオス(混沌)」への時代の流れは、ますますひどくなり、もっと大きくなるはずです。これが現在の世界の流れです。




 カオスの中で生き抜くためには

 そんな社会の中で生きていくために何をしなければならないのでしょうか?
どんなに乱れた社会になっても生き抜いていくための知恵と技術を身につけること、これが最も重要だと考えています。


この場合の「カオス(混沌)」は、これまで説明してきた言葉の意味と少し違います。力学系でよく使われるカオスです。


力学でよく使われるカオス理論とは、予測できない複雑な様子を示す現象を扱う理論です。今の投資市場は、まさにカオス理論で成り立っていると言っても言い過ぎではありません。 2008年に起きたリーマンショック以降、その傾向は強くなっていると思います。


そのようなカオスの中でも利益を上げていくために、何をしなければならないのかをよく考えて準備しなければなりません。




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