勘が頼り ― 2016/06/06 10:53
最近の市場の値動きを見ていると、とても動きが早くなったと感じます。むしろ荒くなったという表現があっているのかもしれませんね。
その理由を考えてみると、インターネットとコンピューターを使った取引の普及が影響しているようです。ファンドなどの機関投資家は、すべてコンピューターで独自の売買プログラムを使って大口取引をしています。
大口投資家が同じようにシステムトレードをしているのですが、そのプログラムが違っていても同じようなシステムになっているようで、その結果、同じ時期にいっせいに売買するために、短期間で大きく動いてしまうことになるようです。
それでは、このような機関投資家に勝には、どのような取引をしなければならないのでしょうか。
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システムトレードは大嫌い!
私は投資はロマンだと思っています。投資には金儲けだけではないアイデンティティーが必要だと思っています。なので、自分に合った投資スタイル、投資スタンスが必要だと考えています。
こういう時代に、ファンドなどトレーダーに勝とうと思えば、彼らにできない投資のやり方をしなければ勝ち抜くことはできません。彼らができないことを見つけて、できない取引をするしかないのです。
彼らができない投資のしかたは何かというと、長期投資とコンピューターではなく人間の勘に頼ることです。今時、勘に頼った取引をするなんて、何馬鹿なことを言っているの?と思う方が多いと思います。
日本の技術は世界一
しかし、よく考えてくださいね。日本は、今では世界一の技術を持った国になりました。その技術を支えているのは誰なのか?それは団塊の世代と言われる人たちが身につけた職人ワザ、技術だと言われています。
2007年から団塊の世代の人たちの定年退職が始まりました。貴重な技術を持った人たちが、その技術を伝承することなく退職していくのです。今まで長い年月をかけて培った技術が消えうせてしまうことに危惧している会社がたくさんあります。
それらの技術を継承しようと若い人たちに教えたり、マニュアル化する努力をしているようですが、やはり最後のポイントは、言葉では言い表わせない勘が頼りだそうです。それは、身体で体得するしかないもののようようです。
これと同じことが投資にも言えるのではないでしょうか。最後の相場師と言われた是川銀蔵や雨宮敬次郎などの有名な相場師は、めったに出てきません。ジョージ・ソロスやジム・ロジャーズなども同じだと思います。
コンピューターよりも人間の方が凄い
彼らはコンピューターに頼った取引をしている訳ではありません。取引するまでにいろいろと調べますが、最後は自分の勘を信じて取引するようです。もし、この人たちのノウハウが何らかの形で伝承されていたら・・・。、それは凄いことになっていたのではないでしょうか!
何が言いたかったのかと言うと、コンピューターよりも人間の方が凄いと言うことです。この人たちのノウハウが何らかの形で伝承されていたとしても、肝心な部分は伝わらないかもしれませんが、後に続く人が勘を磨くための手がかりにはなるはずです。
このような人たちのようになれるとは思いませんが、相場の中で勘を磨くことが大事だと考えています。
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