見切り千両 ― 2016/06/16 11:07
買った株が値下がりし値洗いのマイナス額がどんどん増えている時の気持ちは、とてもつらいものがあります。居ても立ってもいられないようなジリジリとした焦りの気持ちが強くなります。
そのような場合、自分の判断が正しかったのではと思いながら、株価が戻ることを期待して持ち続ける人が多いようです。しかし、現実は厳しく株価はさらに下がり続け、ついにはとんでもない安値で投げざるを得ない羽目に陥ることが少なくありません。
さっさと売っておけば、少しの損で済んだのにと後悔した経験がある方も少なくないと思います。そういう経験がある方に覚えておいてほしいのが、この格言です。
「見切り千両」
この格言の意味するところは、どういうことなのでしょうか?
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見切り千両の意味するところは
見込みがない時は損を承知で売ることが大切だということです。言ってみれば損切りを恐れず実行することを教えてくれているのです。
とは言うものの、現実を考えると損切りをするタイミングというのは、とても難しいと思います。格言を信じて見切ったとたんに株価が戻り始めたなんてこともあるのですから・・・。
買い値からどのへんの水準まで下げれば見切りをつけるのかを決めておく必要があるのです。早過ぎてもいけないし、遅過ぎては問題になりません。ベストのタイミングで見切りをつけると言うのは無理ですから、どんな見切りのつけかたをしたとしても後悔します。
仕切りのタイミングをルール化すること
見切りによって後悔しないためには、見切りのタイミングをルール化しルール通り仕切るしかありません。ルール化すればベストに近いタイミングで見切りを付けられるということではないのです。ルール通りにやったのだからと後悔しないで済むだけなのです。でも、精神衛生上とても楽になると思います。
さらに良いことは、ルール化しルールそのものを見直しするという作業を続けていると、よりベストに近いタイミングで見切りをつけられるようになってきます。それによってルールそのものを見直しすればいいのです。そうやって試行錯誤を続けていれば、よりよい損失額が減るだけでなく、失敗を恐れることもなくなります。当然、後悔することもなくなるのです。
損切りのルールは、一番先に作る必要があります。儲けるための鉄則です。1割下げたら処分するとか、反対の注文を出すとかいろいろなやり方があると思います。 自分のやりやすい方法を考えて実践してくださいね。
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