投資で損するのが当たり前の時代になる?2016/06/25 11:37


 私たちがお金を儲けようと考えて行っている投資というのは、実際の経済とはあまり関係のないマネー経済の上で成り立っています。そのマネー経済は、実体経済の100倍以上まで膨れ上がったと言われています。


ところが2008年9月に起きたリーマンショックによって、マネー経済が縮小し始めたのです。本来、マネー経済と実体経済とは1:1でバランスしています。それが本当なら、マネー経済は実体経済のレベルまで縮小してしまうことになるはずです。


ところが現実を見てみると、日本やEUは量的金融緩和を続けており、マネー経済をさらに膨張させようとしているとしか思えないのです。



 それでは、マネー経済はこれからどのような動きをするのでしょうか?




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 マネー経済を膨張させたのは人間の欲望

 資本主義というのは利潤を追求することが目的です。お金儲けが正しいことですから、お金のためなら何でもするという人が増えるのが当り前なのです。その結果、お金の自己増殖機能によってマネー経済は100倍まで膨れ上がってしまいました。


ここまで膨れ上がった原因はデリバィブ取引だと言われていますが、真の原因は、限りない人間の欲望です。その欲望がリーマンショックを引き起こす原因となったデリバティブ取引という怪物商品を生み出してしまったのです。


マネー経済と実体経済とのバランスが大きく崩れてしまったことで、世界的な金余り現象となり、お金が利益を求めて世界中を動き回ることになりました。その結果、世界的なインフレになったり、金融不安を起こしたり、さまざまな影響を実体経済に与えることになりました。


このままマネー経済を膨張させるような経済政策を続けられるはずはありません。どこかでバランスしようとする動きが出てくるはずです。リーマンショック以上の大きなショックが起きる可能性が高いと思います。


なぜなら、マネー経済が縮小しなければ、実体経済とのアンバランスが解消されないからです。金余りが解消されなければ、ますます所得の二極化が進み、貧しい人が増えることになってしまいます。




 マネー経済の縮小が投資に与える影響は

 マネー経済の縮小が進めば進むほど、投資マネーが減ることになります。投資マネーの減少は市場を縮小することに繋がるのですから、投資で利益を上げることが難しくなってしまいます。つまり、私たちが投資のためにつぎ込んだお金が減少することになるのです。


ですから、投資という行為をしている以上、これから何らかの形で暴落という状況が生じるはずです。そうなると、投資で損するのが当たり前の時代になるのだと考えています。それが、ごく自然な流れなのだと思います。



 それでは我々のような素人投資家は、どのように対応すればいいのでしょうか? より安全な物に投資するしかないと考えています。このような時代に何が安全なのか?それは、歴史が教えてくれています。


社会が大きく動く時代に活躍するのは、「金(ゴールド)」しかありません。




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