長期投資が最も利益を上げやすい2016/06/29 10:00


 10年近く前に日経新聞に掲載された澤上篤人氏の記事を紹介します。記事のタイトル『金の25年ぶり高値と株安』で、その当時の状況がある程度想像できると思います。


その当時は金の国内価格が25年ぶりの高値をつけものの、株価はサブプライム問題に足を引っ張られて棒下げ状態でした。そういう状況ですから、株式市場では経営破たんや信用収縮を怖れて売り先行となっていました。


積極的な買いを入れる状況ではないと判断する投資家が多い状況で澤上篤人氏が力説していたのが、とても印象に残っています。


 澤上篤人氏は何を力説していたのでしょうか?




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 長期投資が最も利益を上げやすい

 今、ほとんどの投資家が買うことに躊躇しているが我々のような長期投資家は違う。資金があれば1兆円でも2兆円で買っておきたい。なぜかというと、地球上67億人の生活が変わるわけではないのだから。人々が不安や疑問に陥っている時こそ、投資を仕掛けるチャンスなんだと。要するに、下げた時に買わなければ、いつ買うのか?と澤上氏は力説したのです。


この記事を読んで、さすがは澤上さんだと思いました。澤上氏のような達人は別にしても、やはり投資で利益を上げている人は、長期投資をしている人が多いようです。ジョージ・ソロスやジム・ロジャーズなのような有名な投資家もそうです。


最近は、一般の人でもデイトレードで利益を上げている人が増えているようですが、やはり長期投資が最も利益を上げやすく、投資にかける時間も少なくてすむと思います。しかも何よりもいいことは、投資によるストレスが少ないことです。


唯一つ欠点があるとすれば、それは、とても勇気と忍耐力が必要だということです。誰もが買わない時に買って、多くの人が買っている時に売るという、大多数の人とまったく反対の行動をとらなければならなりません。




 日本人は羊の群れ?

長期投資をする人は、一般の人の感覚とは違います。一般の人は、みんなが買っているから・・・とか、上昇し始めたから・・・というような考え方で投資をします。大多数の流れに乗ろうとします。


みんながやっているから、損することはないだろうと考えて行動するのだと思います。こういう人たちのことを羊の群れと呼ぶ人がいます。羊は狼の餌食になる運命です。羊でいることは、居心地がいいかもしれませんが、結局は犠牲になるしかないのです。


投資の世界で利益を上げているのは、多くても20%ぐらい、大きな利益を上げているのは、ほんの一握りでしかないという事実を考えれば、羊の群れの中にいることが、いかに危険なことなのか、すぐにわかります。しかし、分からない人が多いのです。


羊ではなく澤上さんのようなライオンになりたいと思っています。ライオンの獲物の捕り方は、獲物がやってきそうな所で辛抱強く待つだけです。獲物を捕らえるチャンスが来るのをひたすら待ち続け、チャンスが来た時に果敢にチャレンジするのです。


これこそが、長期投資の真髄だと思います。しかし、なかなか辛抱できません。ジム・ロジャーズなどは10~20年も待つというのですから驚いてしまいます。




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