もちあい放れにつけ ― 2016/05/27 11:29
相場の動きというのは気まぐれで、大きく動くこともあれば、全く動かなくなってしまうこともあります。投資家としては動いてくれるほど利益が上げやすくなるのでいいのですが、動かなくなるとどうしようもありません。
そんな時に待ち遠しい格言がこれです。
「もちあい放れにつけ」
投資経験の長い方なら説明するまでもありませんが、なぜ、もちあい放れにつくといいのでしょうか?
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もちあいとは?
最近、「保合い(もちあい)」という言葉はあまり使わなくなってきました。長期にわたってあまり値動きのない低迷している相場のことをもちあいといいます。
相場がもちあいになったとしても、いつか動く時が必ず来ます。その保合い圏を放れた時は、放れた方に追随するのがよいと言う格言です。
最近では、もちあいと言うよりも三角もちあいという方が分かり易いかもしれませんね。もちあいの状況はかなり研究されています。ローソク足の形によって、「水平フラグ型」、「ペナント型」など、何種類かの型式に分類されているので、型式さえ分かればその動きがある程度予測できるのです。
ディセンディング・トライアングルやアセンディングトライアングルなどの言葉を聞いたことがある方もたくさんいると思います。これらの三角もちあいは、実際の相場の中でよく出てきます。
この形になれば、どちらに放れるのか予測できるので、イライラしながら取引する必要もありません。放れる時期を待つだけです。しかもトライアングルが徐々に小さくなってくるので、もうそろそろだなと準備することができます。
もちあいはチャンス
こんなことは、ちょっと勉強すれば誰でもすぐに分かります。この格言のように放れた方につかなくても、放れることを予想して、指し値を設定することもできます。
もちあいの後は必ず大きく動くのですから、もちあいになれば、チャンス到来と考えて、放れるまで気長に待つこと、そして放れる準備をしておくことです。
しかし、この格言を知らない人は、もちあいが続くと思うような成果につながらないためイライラしながら取引を続けてしまいます。そうならないために、簡単な知識を少し勉強すれば終わることなので、ぜひ勉強してくださいね。
ちょっとインターネットで相場の格言集を見るだけでも参考になります。格言と言うのは、先人の苦労の結晶ですから、ぜひ、その苦労の一部でも活用するようにしてくださいね。
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