相場の実践に当たって一番大切なのは断の一字2016/05/30 10:51


 先日紹介した格言「もうはまだなり、まだはもうなり」のように、ここで買うべきなのか、もう少し待つべきなのかというように、相場と向き合っていると、迷う場面がたびたびやってきます。


たびたび訪れる迷う場面で思い出して欲しいのが、この格言です。

 「相場の実践に当たって一番大切なのは断の一字」

 何を意味しているのか分かると思いますが、もう少し詳しく説明します。




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 決断するのは勇気がいる

 この格言の意味は「実際に取引をしていると、迷う場面がたびたび訪れますが、簡単に決断することができません。どんな場面でも悩んでしまうのが普通です。それでも決断をするしかない」ということです。


 どのような小さなことでも決断することは難しいと思います。社会を見ていても決断できない人が少なくありません。決断してしまうと、その結果に責任を持たなければならないからだと思います。なので、決断することにプレッシャーを感じる人が多いのでしょう。


そういうこともあって、大きなことを決断するのは凡人には難しいのかもしれませんね。そういう点で言うと、政治家などはとても凄いと思います。すべての責任をかぶる覚悟で決断しているのだと思います。


 具体的な例で考えてみましょう。
 
2011年3月11日に起きた東日本大震災のことを思い出してください。
ドイツのメルケル首相は、この震災の直後に、原発を使わないことを決めて、順次廃止していくスケジュールを作りました。メルケル氏は、これまで原発推進派だったのですから、その決断の見事さに敬服します。


それに比べて、あの時の首相であった菅直人氏の行動を何だったのでしょうか。メルケル氏は女性ですが、その資質の差に呆れてしまいました。メルケル氏のような政治家がいれば・・・と考えてしまいますね。




 決断しなければ利益は上がらない

 投資は、決断こそが命です。決断できない人は、絶対に投資で儲けることはできません。絶好の買いの場面がやってきても、なかなか買うことができない人が少なくありません。躊躇している人に、何故買わないのかと尋ねてみると、下げたら、どうするんだ?と逆に聞き返されてしまいました。


何と答えたかというと、下げれば損切りするだと答えました。ただそれだけなんです。それで何も問題はありません。思惑が外れれば、軌道修正して出直せばいいだけですから・・・。


失敗をしないと決断の質が上がらないのです。小さな決断が躊躇なくできるようになれば、より大きな決断ができるようになるのです。なので、どんどん失敗すればいいのです。失敗して初めて何が悪かったのかが分かります。次は失敗しないように、ああしようこうしようと考えなければなりません。そうやって決断の質が上がっていくのです。


その結果として、利益が上がるようになっていくのです。できるだけルール化していくことで、より投資のパフォーマンスが上がります。失敗を恐れず「決断」してくださいね。




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