後悔に二つあり。早手仕舞いは笑うてしまう後悔なり。欲に迷い手仕舞い遅れるは心痛む後悔なり。2016/05/31 11:10


 投資に迷いはつきものです。思い悩むことが投資なのかもしれません。思い悩んで迷った後での決断だからこそ価値があると言えます。しかし、思い悩み迷った末に出した決断が正しいとは限りません。


良い結果が出る方がいいのですが、悪い結果が出る場合も覚悟しておかなければなりません。たとえ後悔するような結果になったとしても、その内容をしっかり把握しなければならないのです。


 「後悔に二つあり。早手仕舞いは笑うてしまう後悔なり。欲に迷い手仕舞い遅れるは心痛む後悔なり。」という有名な格言が残されています。


 この格言について、もう少し詳しく説明します。




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 投資は後悔がつきもの

 投資で悩むのはエントリーする時と仕切る時です。エントリーする時は悩むもののエントリーできたという安ど感があるので、もう少し安い値段で買いたかったという思いはありますが、後悔するようなことはあまりありません。


しかし、仕切りの時はもう少し我慢すればもっと儲かっていたのに・・・というように後悔することが少なくありません。この格言は、手仕舞いが早すぎて儲け損なった場合と、手仕舞いが逆に遅すぎて儲け損なった場合の2つの後悔についてふれています。


結論から言うと、手仕舞いが遅すぎて利益が目減りしたり損が膨らんでしまう手仕舞い遅れよりも手仕舞いが早すぎて儲け損なった後悔の方が良いと言っているのです。




 なぜ手仕舞い遅れがよくないのでしょうか?

 もっと上がるだろうと欲張って仕切るのを先延ばしにしてしまった結果、その後急落し利益が吹っ飛んでしまったという経験をしたことがある方も少なくないと思います。


 私はよくやりました。私がやっていた金(ゴールド)の先物投資の場合、ピークをつけた後の下落が凄いので、あっと言う間に利益が吹き飛んでしまうということが良くあるのです。マイナスにならなければいいのですが、逆に損失が出るほど急激に下げることもあるので、欲張るとダメですね。


釣りでもそうですよね。逃がした魚は大きく感じるものです。あれだけ利益が出ていたのに、たったこれだけの利益しか出なかった!精神的ショックが大きいんです。あの時売っておけばよかったと何度、悔しい思いをしたことでしょう。


なので、欲張らずに利益が出ている時に早く手仕舞いする方がいいのです。後悔は当然ありますが、手仕舞いが遅れた時とはまったく違います。




 後悔しないためには?

 そんな経験を何度かすると、二度と同じ間違いをしないように考えるものです。同したのかというと、エントリーした時に、仕切りの設定をしてしまうのです。この値段まで上がれば仕切ると決めてしまうのです。そうすると、仕切りで悩むことはありません。


もちろん、すべて上手くいくわけではありません。設定した値段まで行かずに仕切ったりということもあります。しかし、悔しい思いをすることはなくなりました。


 このようにルールで縛ってしまうしか手がないのです。ただ単純に利益が出れば「ありがとう」と思えるようになるといいのですが、人間がまだできていないので、こうするしかなかったのです。


普段から、腹八分目で満足できるようになれば、こんな楽しいことはないんですけどね。そうなれるように心がけたいですね。




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