資産相応に仕掛くべし2016/05/10 10:31


初心者の方が投資を始める時に、まず考えることはどのくらいの金額で始めればいいのかということではないでしょうか。投資を始めるのにいったいいくら必要なのかという疑問を抱くと思います。



 そういう方のための格言が、「資産相応に仕掛くべし」です。
もちろん、初心者に限らず、経験を積んだ方にも通じる格言です。




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   この格言は極めて常識的

   例を使って具体的に説明します。

たとえば、あなたが家とか車とかは別にして500万円の預貯金を持っているとします。 これから投資を始めようとする場合、500万円すべて投資に回すことはしないはずです。 100万円くらいから始める人が多いのではないでしょうか。


なぜ100万円くらいで始めるのかというと、もし100万円すべて損したとしても、まだ400万円残っているので、これからの生活に支障が出ることはありません。やりたいと思っていたことや欲しい物を買うのを我慢して、また貯めればいいだけです。


なので、この格言は普通の人にとっては極めて常識的な考え方です。




 資金管理の考え方

 しかし、投資を長くやっていると金銭感覚が麻痺してくる人が少なくありません。このくらいの金額ならいつでも儲けることができると考えて、500万円すべて投資に回す人がいるのです。


現物取引なら、いくら損したとしてもゼロになることはありません。しかし、信用取引などをしていると、損した場合には、その何倍もの損失が出てしまうのです。特に、商品の先物取引、FX、CFDなどのように、証拠金の何十倍もの資金を動かせる物だと、損した場合大変な損失額になってしまいます。


預貯金どころか家を売っても払えない事態になることすらあるのです。そうならないために、必要なことは損切りという考え方です。FXの場合だと資金額の3~5%くらいの範囲に設定するのが良いと言う人が多いようです。


取引を始める時には、必ずどこまで損してもよいかという損益ラインを事前に決めておく必要があります。状況によっては、リスクを取ってでもエントリーしたい場合がありますが、それでも10%くらいまでに抑えておくべきだと思います。


そうすれば、あらかじめ覚悟していたことですから悔やむことはありません。資金管理を考えずに投資をしようなんていうのは、無茶な行為です。そういう人は、投資をする資格がないと思ってください。




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