上がった相場は自らの重みで落ちる ― 2016/06/10 11:34
投資をしていると相場に勢いがあって上がり続けている時には、何故なのか分かりませんが、もう下げることはないのではないかと思ってしまうことがあります。逆に、相場の勢いがなくなって下げ続けている時は、今後上がることはないのではないかと思ってしまいます。
損失がどんどん膨らんでいる時ほど、そういう気持ちになるようです。本当に不思議ですよね。しかし、相場というのは、一方的に上がり続けたり、下がり続けたりすることは絶対にありません。なので、これから紹介する格言をよ~く覚えておいてくださいね。
「上がった相場は自らの重みで落ちる」
どういう意味なのか説明する必要もないと思います。私の経験談を紹介します。
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山高ければ谷深しに通じる格言
どんなに相場が過熱して上げていても、永遠に上げ続けることはありません。必ず下がる時が来ます。
商品の先物投資をしたことがある方なら分かると思いますが、金や穀物などの価格は上がり始めるとなかなか下げませんね。2012年の始めもそうでした。2011年末12/29日に金の価格は1,523.9ドルで底を打ち、 その後上昇を始めると2/3日まで1ヶ月もの間、ほとんど押し目もなく上げ続けました。
12/29日の1,523.9ドルから2/3日の1,765.9ドルまで 242ドルもノンストップで上げました。そして60ドルほど少し押しますが、最後は2/28日の1,792.7ドルでピークを打つと3/6日には1,663.4ドルまで130ドル近く下げてしまいました。
その間、たった5日間の出来事です。 まさに、自らの重みで落ちてしまったのです。下落し始めると高く上がった相場ほど、落ちるのも早いようですね。
このような相場の対応の仕方
もしあなたが、こういう相場で買っていたとしたら、どのように対応しますか? 手仕舞うタイミングがとても難しいのです。まだまだ上げると思って手仕舞うことを躊躇していれば大変なことになってしまいます。これまでは値洗い益が膨らんでいたので、少々下げても大したことはないと余裕があっても、こういう下げ方をすると、利益が絵に描いた餅になってしまうことすらあるのです。
手仕舞いが遅れても利益が出ればいいのですが、下げ足が速いために 損を出してしまうこともあるのです。なので、上がり続けている時ほど注意しなければなりません。
新高値を更新した時には、いつでも逃げられる体勢を作っておかないと、大きな利益に逃げられて悔やむことのないようにしたいですね。
そのためには、腹八分で我慢すること、そして利食いのルールをしっかりと決めておくしかないのです。
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