相場は人力の及ぶところにあらず2016/07/21 11:07


 一昔前まで「仕手相場」とか「腕力相場」などという言葉場が よく使われていましたが、最近はあまり聞かなくなりました。最近よく耳にするようになったのが、投機筋とかヘッジファンドなどという言葉です。


仕手、投機筋、ヘッジファンドなどの言葉は、市場を操作しようとする大きな力を持った投資家あるいは投資機関のことです。相場が大きく動いた時には、仕手、投機筋、ヘッジファンドなどの買いや売りが入ったなんてニュースをよく耳にします。


仕手、投機筋、ヘッジファンドなどは、本当に相場を動かすだけの影響力を持っているのでしょうか?




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 仕手、投機筋、ヘッジファンドなどの儲け方

 仕手相場というのは大量の資金をもとに自ら相場をつくり出す「仕手」が関わって 盛り上げている相場のことです。仕手相場で手掛けられる株の多くは、業績が悪かったり、経営内容に問題を抱えていたりしていることが多く、株価は企業実態と大きくかけ離れたものになっています。


そんな状況で仕手が取引から手を引くと、相場はたいてい急落してしまいます。株式市場に限らず、為替や商品先物取引などの市場でもそういう場面がよく見られます。


仕手と同じように、投機筋やヘッジファンドなども大量の資金を市場に投入し 、相場の流れを変えて利益を取るというやり方をしているようです。


そういう儲け方もあるようですが、やはり邪道です。そんなやり方でずっと上手くいくはずがありません。仮に儲かったとしても一時的なものにすぎません。たいていは需給の反撃にあってつぶれてしまうようです。


 そういうことを示唆してくれるのが、この格言です。

 「相場は人力の及ぶところにあらず」




 自動売買ツールの限界

 また、最近はテクニカル分析の手法を駆使して儲ける 投資法が流行っていて、自動売買ツールを使っている投資果家が増えています。


このような自動売買ツールを使えば、儲けやすいのも事実です。放っておいても勝手に売買してくれるので手間がかかりません。しかし、ずっと儲け続けている自動売買ツールが存在するという話を聞いたことがありません。次から次へと新しいツールが出てきているのも 事実です。


特に、ヘッジファンドなどは、自動売買システムを使って 利益を上げていますが、リーマンショックの時には、そのシステムもまったく使い物にならず、大きな損失を 出しています。


科学技術の粋を集めて作ったシステムで見極めた相場でも 100%はあり得ないということです。仮に99%の勝率を誇ったとしても、残りのわずか1%でひっくり返されることがあるということです。


そうなんですね。この格言の言っているように 、相場というのは、人力の及ぶところではないようです。仮に絶対に儲かるのであれば、面白くないので投資なんかやめてしまうと思います。




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