金融危機の教訓2016/07/05 11:49


 2008年9月に起きたリーマンショックはなぜ起きたのでしょうか?

それはアメリカ国民が分不相応な生活をしてきたからです。しかしリーマンショックはアメリカ人だけへの警鐘ではありません。地球環境を悪化させ貧富の差を生み出すことによって成長してきた先進国への警鐘なのです。


これまで先進諸国は、多くの貧しい国の人々を犠牲にしながら成長してきたと言っても言い過ぎではありません。なので、リーマンショックのような経済危機が起きれば、これ以上貧しい人を増やさないようにしらなければならないのは当たり前です。


そしてイギリスのEUからの離脱による経済危機が起きようとしている今、危機を未然に防ぐためにしなければならないことがたくさんあります。しかし、これからはもっと本質的な対策をとらなければならない時期に来ていると思います。



 それでは、これからとらなければならない本質的な対策とは何なのでしょうか?




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 幸せとは?
 
 これまで人々は物質的に豊かになることが幸せだと考えて一生懸命に働いてきました。働いて得たお金で好きな物を食べたり、きれいな服を着たりすることが幸せだと考えて暮らしてきたのです。


その結果、幸せになれたのは本の一部の人にしか過ぎないのです。経済的に豊かでなければ幸せな暮らしができないのでしょうか?65億人と言われる地球上に住む人々が幸せになれる方法があるのかと考えさせられてしまいます。


けっしてそんなことはないはずです。世界でも貧しい国として知られるブータンの人々は経済的には豊かではありませんが、先進国に住む我々よりもはるかに豊かな暮らしをしていると思います。


幸せというのは価値観によって決まります。20世紀の価値観では経済的に豊かであることが幸せでした。経済的に豊かになるために、一生懸命に働いてきました。その結果このような状況になってしまいました。


21世紀に入って、価値観が変わってきたように思います。経済的な豊かさよりも精神的な豊かさを求める人が増えてきたように思います。他人を犠牲にするのではなく、すべての人が助け合いながら寄り添って暮らしていくことが幸せだと考える人が増えてきました。


まさに共存共栄です。「共存共栄」が21世紀のキーワードだと私は思っています。「共存共栄」の考え方に立たなければ、地球環境を守ることはできません。まして、これ以上人口が増加すれば、我々人類が地球上に生存することができなくなってしまうからです。




 金融危機の教訓

 リーマンショックは、我々人類が地球上で生存していくために、考え方を変えることを示唆してくれたものだと私は考えています。ですから、今までのように経済が成長しなければならないと考えることは間違っているのです。


経済規模を縮小させながら、個人が幸せになる道を考えなければなりません。多少の痛みはあるでしょうが、世界中が大混乱に陥らないように景気対策をとりながら、経済を縮小させる必要があるのです。


基本は、3R(Reduce,Reuse,Recycle)の生活です。ムダのない暮らしが基本です。それはけっして貧しい暮らしではありません。むしろ限りある資源を有効に使っていくためには当たり前のことなのです。


それが実現できた時、素晴しい社会に生まれ変わることになるのだと思います。それは、もう目の前にきています。ちょっと考え方を変えれば簡単にできることだと思います。




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