大玉を張るを誇りとするなかれ2016/07/04 10:43


 投資をしていて利益が出始めると慢心というか驕り高ぶるようになるのが普通です。自分は投資の才能があるのだと思い込み、儲けた利益も再投資につぎ込むようになります。そして、とにかく利益を増やしたいという思いが強くなるために、投資額を増やすことに夢中になってしまうのです。


投資で利益が出始めて、建て玉をとにかく増やしたいと思うようになった人に覚えておいて欲しいのが、この格言です。

 「大玉を張るを誇りとするなかれ」 です。




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 格言の意味は

 投資するために資金を用意して投資を始めても、実際に建て玉するために使うお金は投資資金の10%までというように、資金管理のルールを持っている人は問題ないのですが、何も考えずに手持ち資金をすべて建て玉に使う人が少なくありません。


資産が潤沢にあるのであれば、投資資金が無くなったとしても資産を切り崩すことで投資を続けることができます。しかし、資産をすべて投資に回すような投資のしかたでは、一度損失を被ってしまうと、二度と立ち上がれなくなってしまいます。なので、資金管理を考えなければなりません。


さらに、投資資金を潤沢に持っているので、いくらでも建て玉するのは考え物なのです。普通の人は資金の許す範囲で、いろんな銘柄を少しずつ買っていく人が多いのです。同じ銘柄を一度に大量に買うという人はとても少ないのです。


建て玉している銘柄が増えると、それらの動きをすべて把握することが難しくなってしまいます。なので、仕切りのタイミングがはやくなったり遅れたり、損失が出てしまうと塩漬けにしたりという状況になりがちなのです。


一度に大量の玉を手仕舞うのも大変ですが、たくさんの銘柄を要領よく手仕舞っていくのも大変なのです。大玉を張ることは容易ではありません。しかも、大玉を張ると自己の重みでつぶれてしまうこともあるという意味なのです。




 儲かってくると大玉を張りたくなるもの

 儲ける額が大きくなればなるほど建玉を増やしたくなってきます。それは人間として当り前の欲求です。自分は、○千万円も相場を張っているんだ、大金を相場に張れるんだと自惚れてしまうのでしょう。


とにかく張れる金額を自慢したいという気になるんですね。金額が大きいほど、自分自身が成功者になったと勘違いしてしまうようです。そうなると、損することなんか何も考えくなってしまいます。すべて利益につながると考えているのですから・・・。


大玉を張ると利益が出なくなれば、建て玉がでかい分損失もでかくなりますからね。やはり、自分の身の丈に合った投資をすることが大切です。


本当に、人間というのはお金ができると性格がガラリと変わってしまいます。不思議ですね!




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