ハリー・S・デント・ジュニア「バブル再来」 ― 2016/04/15 10:58
タイトルは『バブル再来』です。
著者は、ハリー・S・デント・ジュニア、翻訳は神田昌典
出版社: ダイヤモンド社 (2006/5/12)です。
この本は、日本バブル崩壊、アメリカITバブルを的中させた天才予測家であるハリー・S・デント・ジュニア氏が、今後15年間の経済・株価の動きを洞察し、その対応策を大胆に予測したもので、翻訳を担当した神田昌典氏は、「本書は、類書がないほど貴重な予測書である」と絶賛しています。
ハリー・S・デント・ジュニア氏は、これまで経済サイクルを発見したコンドラチェフやジグラーなどの有名人とは違った切り口で経済サイクルを提唱しています。人口統計学を中心とするニューサイエンスを活用し、経済・株価の動向を予測しています。
経済成長や株式相場の上昇は、人口特性、世代、技術革新に左右されるというのが著者の主張です。これらの要素を分析した結果、アメリカ市場では2009年にダウ工業株平均が3万5000~4万ドルに達すると予測しました。
2000~2009年までの10年間が、アメリカ史上最大の株価上昇となった1922~1929年の「狂乱の20年代」とよく似た状況であると指摘しています。
日本市場の行方も予測しており、主要先進国のように50年代から60年代前半にベビーブームが起きなかった日本では、新世代の支出はアメリカよりも20年ほど早い1980年代後半にピークを迎えた。
しかし、日本の人口特性の変化による個人消費の減少傾向は終わり、2020年まで好況が続くだろうと予測しています。
投資をする人には絶対に読んでおいてほしい本です。経済の80年サイクルの中で、その時期に応じた投資対象を選んで投資しなければならないことが良く分かります。また、新富裕層の特徴や攻略法などが解説されているので、投資のしかたも考えなければなりません。
バブル再来 [ ハリ・S.デント ] |
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