小さな損を繰り返せ!2016/04/22 11:42


 大投資家として有名なジム・ロジャーズのように10年以上のサイクルで取引するのであれば、利益は十分に上がっているので、ピークやボトムの時期が多少ずれたところで大きな問題にはなりません。


しかし、我々のように1年以内の小さなトレンドで利益を上げようと思えば、ピークやボトムの時期がズレたり、価格の変動が小さいと、思うような利益が上げられません。なので、テクニカル分析ツールが必要なのです。


テクニカル分析ツールを使っても、ピークやボトムの時期を正確に捉えることはできません。それでは、どのようにして、その時期を捕まえればいいのでしょうか。




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 小さな損を繰り返すこと

 サイクルを捉えていると、利益は少なくても利益が上がり、大きく負けることは少なくなります。なので、取れる利益をできるだけ大きくしなければなりません。そのためには、ピークやボトムの時期、つまり売買のタイミングがずれないようにすることが重要なのです。


テクニカル分析ツールを使うと、それらの時期を捉えやすくなりますが、それでも十分ではありません。さらに効率を上げるために実践で修正するしかないのです。どうするのかというと、ボトムで買う場合、このあたりの価格で買うと決めて買います。しかし、想定していた価格以上に下がってしまうことがあるので、その時には撤収できるように損切りするのです。


そういうことを何度か繰り返して買って行くのです。そして上げていくのが分かれば買い増しするというようにするのがベストです。つまり、何が言いたいのかというと、小さな損失を繰り返すことでボトムやピークを捉えるということが大事なのです。




 勝率にこだわるな

 投資をしていると勝率にこだわる人が必ずいます。確かに負けが多いよりも負けずに儲ける方が気持ちがいいですよね。しかし、いくら勝率が高くても利益が少なければ、勝率なんて何の意味もありません。


たとえ勝率が低くても利益が大きければいいのです。大きなトレンドを捉えて利益を上げていく取引のしかたをするのであれば、エントリーする時に小さな損失を繰り返し、やっとエントリーできるのですから、勝率は高くなることはありません。


しかし、トレンドに乗った後、利益がどんどん膨らんでくるので、一度の取引で利益が大きくなるのです。なので、私は勝率なんか、全く気にしていません。目標の利益に達するかどうかが問題だと考えています。




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