サイクルをどのように利用するのか2016/04/14 11:00


 時代の流れに乗れば簡単にお金儲けをすることができる事を説明してきました。
そして経済にはサイクルがあって、歴史の中でそれを繰り返していることが分かっています。


なので、時代の流れに乗るためには、経済サイクルを把握することから始めなければなりません。
これまで800年サイクル説などを紹介しましたが、方向性を捉えるには知っていなければならないものですが、投資で利益を上げるには、少し長すぎます。



 そこで今回は、我々の寿命の範囲内にあるサイクルを紹介します。




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 経済の80年サイクル

 技術革新のサイクルに着目した循環モデルで50年周期を発見したのはコンドラチェフです。コンドラチェフのサイクルでもいいのですが、私は、人口特性トレンドを重視した未来予測で有名なハリー・S・デント・ジュニア氏のサイクル説に興味を持っています。


彼は、その著書『バブル再来』の中で、経済のライフサイクルは人間と同じ80年で、景気には「革新(インフレ)」、「成長ブーム」、「淘汰(デフレ)」、「成熟ブーム」の明確な4つの季節があると言っています。これは、人間で言えば青年期、成人期、中年期、引退後、また季節で言うと春夏秋冬に似ています。


 ハリー・S・デント・ジュニア氏の考え方をもう少し詳しく説明します。

「革新」段階の特徴は、革新的な新技術、新製品、新しいライフスタイルなどが生み出され、インフレ率が上昇し、景気が一段と後退します。「成長ブーム」には、「革新」段階で生み出されたものが普及、主流化し、新産業の支配的企業を決める首位争いが繰り広げられ、生産性が上昇し、好況と株価上昇、そしてインフレ率が低下することが特徴です。


「淘汰」段階は、最悪の季節で、企業がバタバタと倒産し、レイオフの嵐が吹き荒れ、デフレが起こり、景気は急激に悪化する。そして、最後は「成熟ブーム」段階で、多くの人にとって最も安定した実りの時期となる。混乱は落ち着き、淘汰段階を経た革新的技術や製品が徐々に普及します。インフレ率は緩やかに上昇し、経済のライフサイクルとともに登場した技術、ライフスタイル、ビジネスモデルが花開くのです。




 サイクルをどのように利用するのか

 投資で利益を上げるためには、今が経済サイクルのどの時期にあるのかを把握し、その時期の特徴に合った投資対象と方法を選んで投資をすることが最も重要なことなのです。
現在が経済サイクルのどの時期にあたるのかを把握することができれば、80年という長い経済サイクルの大きな流れをつかむことができます。たったこれだけのことで、今後の投資の方向が決まるのです。


投資で利益を得たい、また、もっと投資パフォーマンスを上げたいと考えている方は、今何をなすべきなのか?を考えなければなりません。今「成長ブーム」の最後の時期に来ているのであれば、今すぐしなければならないことは、今後の下降局面に備えるための投資戦略を立てることです。それは、値上がりした投資資産や不動産を売却し利益を確定させることかもしれません。




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