相場の動きはフラクタル?2016/04/20 11:31

コッホ曲線

 歴史は繰り返していると何度も行ってきました。そして相場も同じように繰り返しで動いています。しかし、全く同じように繰り返しているわけではありません。同じように繰り返しているように見えても、実は微妙に違うのです。


 過去のローソク足チャートなどを見ていると分かるのですが、相場の動きは同じような動きをしています。その動きは値位置が違っているものの動き自体はよく似ているのです。そういうことが、いろんな場面で見て取れるのです。


 実は、このようなことは自然界では珍しくありません。いろんなところで自然に行われていると言っていいでしょう。自然界に起きていることと同じように相場も動いていると考えられるのです。それをフラクタルと言います。



 フラクタルとはいったいどのようことなのでしょうか。このことが分かれば、相場がどのようなことに影響されて動いているのか分かるはずです。




 1日、1回、あなたの応援クリックが更新の励みになります。
  ↓
 ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村にほんブログ村




 フラクタルとは

 フラクタルという言葉を広辞苑で調べてみると、『どんなに微小な部分をとっても全体に相似している(自己相似)ような図形。海岸線などが近似的なフラクタル曲線とされる。』と説明されています。


 これでは何のことか分かりませんよね。 上の図は、代表的なフラクタルとして有名なコッホ曲線です。


 ギザギサの上に小さなギザギサがあり、その小さなギザギサの上にさらに小さなギザギサがあり、そのさらに小さなギザギサの上にさらにさらに……、とどこまでも複雑な構造を持っているのが特徴です。


フラクタルは海岸線や木の枝、雪の結晶など、自然界の中にはあたり前に存在しています。歴史も同じでようにフラクタル構造になっていると考えられています。そして、商品や株などの価格の変動も、やはりフラクタル構造になっているのです。



 相場の動きは

 相場の動きは、このコッホ曲線のように寸分の違いもないような形ではなく、大きな価格の波と小さな価格の波がほとんど相似形をしているのです。


コッホ曲線の形を見れば、このフラクタル構造は自然界ではごく普通に存在しているというのが分かります。フラクタル構造を理解できれば、相場の動きも予測できるはずです。実際には、小から大を予測することは難しいので、過去2~3年のチャートを分析すれば、これからの2~3ヶ月の価格変動を予測することは、それほど難しいことではないような気がします。


そんな考え方にたって、メリマンのサイクル理論を使えば、格段に予測精度が上がり、投資パフォーマンスも上がると思います。実際に、サイクル理論を使って投資顧問会社を経営している方もいます。




 1日、1回、あなたの応援クリックが更新の励みになります。
  ↓
 ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村にほんブログ村