相場の得体の知れなさを感じさせる格言「幽霊と相場は寂しいほうに出る」2017/03/08 11:32

格言というのは面白いもので、ほんとうにいろいろな格言があります。しかし必ず投資するうえで必要な本質や勘所などを示唆してくれます。


今日はあまり聞いたことがない、相場の得体の知れなさ、怖さを感じさせる格言を紹介します。


 それは、「幽霊と相場は寂しいほうに出る」 です。




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 格言の意味は

 この格言は「人の行く裏に道あり花の山」と同じような意味を表しています。「人の行く裏に道あり花の山」は明るさを感じますが、こちらは暗い感じがするだけでなく、相場の得体の知れなさ、怖さを感じさせますね。


この格言は、近藤信男という相場師が残した言葉です。近藤信男は、昭和48年に資産2000億円を遺して死んだ怪物相場師で、孤独な相場師として誰にも正体を覗かせず、極端な人間嫌いで一生を過ごした人だったようです。


まさに、「相場師は孤独を愛す」を貫いた人です。マスコミに登場する時は、いつもカラ売りで大損ばかりのニユ-スが報道されていましたが、亡くなった時には2000億円もの資産を残しているのです。


まさに「幽霊と相場は寂しいほうに出る」の格言通り、こっそり儲けていたようですね。やはり、儲けるときは、他人にばれないように、こっそり儲けないとダメですね。○○万円儲けたなんて、他人に吹聴しているようではダメみたいです。




 この格言を利用するには

 それでは、「幽霊と相場は寂しいほうに出る」という格言をどのように利用すればいいのでしょうか。


この格言は逆張り投資のしかたを伝えたものなので、株で言えば、話題になっているような銘柄に目を向けるのではなく、底値圏にある誰も見向きもしない、しかし有望な銘柄を探して買っておくというやり方です。


今の株式市場はアメリカの金利引き上げの影響を大きく受けています。アメリカが金利を引き上げることによって、為替市場ではドル高の流れになっています。日本やEUは金融緩和によってマイナス金利の状態ですから、ドル独歩高の流れです。


しかも景気がいいのはアメリカだけなのですから、利益を求めてさまよっているマネーの流れが、どのようになるのか誰でも分かるはずです。


となると、「幽霊と相場は寂しいほうに出る」という格言を実行するのに、とてもいいチャンスだと考えられるのではないでしょうか。




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