需給はあらゆる材料に優先する相場は需給の鏡2016/11/28 10:50

   価格は需要と供給とで決まります。それが基本です。当たり前のことです。しかし、相場というのは、需要と供給では決まるわけではありません。なぜかと言うと、そこに人間の欲望というか思惑が絡むからです。


相場の難しいところは、人間の欲望だけで決まるわけでもないのです。それでは、どのような原理で動いているのでしょうか?


そのことを示唆してくれる格言を紹介します。

それは、「需給はあらゆる材料に優先する相場は需給の鏡」 です。




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 相場が需要と供給だけで決まらないのは

 例えば、新しく発売された商品が欲しくてたまらない人がいたとします。その人は価格が高いので買うかどうか迷っています。その場合、買うのをあきらめるか、それともお金を都合して買うかどちらかに決めるのが普通です。


しかし、もう少し時間が経てば安くなるだろうと買うのを待つという手があります。その場合、買う時には新しい商品ではなくなっているので、価値が落ちてしまいます。


欲しい商品が安くなるまで待ってから買うなんて人はまれでしょうが、そういう人もいます。待っている間に欲しくなくなることもありますよね。



 ところが、相場の世界では、今買ったら高くなるので下げてから買おう、あるいは今大量に買っておいて、上がったら売ってしまおうというような考え方で取引する人がたくさんいます。


もちろん必要だから買う人がほとんどだと思いますが、買いたいから買うという人も多いと思います。必要だから買うんじゃなくて、利益を上げるために売買する人がいるので、需要と供給だけでは決まらないのです。




 相場は需要と供給で動くのが基本

 このように欲や思惑で動く人達がたくさんいるせいで、相場というのは予想もしない動きをしてしまいます。しかし、このような人達が何時も成功するとは限らないのです。


たとえこのような人達の取引によって一時的に需給が崩れたとして、やはり需要と供給のバランスによって相場は形成されるのです。


リーマンショックの時のことを思い出してください。相場は一時的にパニックになり売られ過ぎの状態になりました。しかし、時間の経過とともに、正常な動きに戻っていきました。


なので、長期的な価格の動きを考える場合には、やはり需要と供給、経済状況を考えなければならないのです。それが基本です。やはり政治や経済の状況を把握しておくことが重要ですね。




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