愚人蝶々する時は沈黙せよ2016/11/21 11:03

 投資を始めて間もない頃には、取引が上手く行って思わぬ利益をが得られた時などには、その成果を人に話したくてしようがありません。誰もが経験していることだと思います。


これは初心者に多いのですが、投資経験の長い人でもしゃべりたくて仕方がない人が少なくありません。そのようなことは慎みなさいと戒めている格言も少なくありません。



 今日は、「愚人蝶々する時は沈黙せよ」 という格言を紹介します。




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 知者不言、言者不知

 この格言は、知らなくても聞けばなんとなくわかると思います。

『老子』の残した言葉に、次のような名言があります。
「知者不言、言者不知」 (しるものはいわず、いうものはしらず)


この言葉は、知恵のある者は言葉数が少なく、言葉数の多いものは知恵がないということを表しています。


場所や状況をわきまえず、なんでも思いついたことをペラペラと口に出してしまう人間がいますが、そのような人を見て、その人のことを知恵のある人だと思うでしょうか?古来より、知恵が豊かで、思慮深い人間は、自然と言葉が少なくなるのだと言われています。


それは、投資の世界でもまったく同じなのです。相場の状況を語り、断定的な物の言い方をする人間は、相場のことをあまり知らない人である可能性が高いということです。




 愚人蝶々する時とは

 相場というのは、プロでも予想できない動きをすることが当り前に起きる世界です。ですから、相場のことを知り尽くしているプロでさえ、次の動きが予想できたとしても、断定的にこうなると言うようなことは、まずありません。


投資の初心者や一般の投資家がたまたま大きな利益を上げた時など、自分の読みが当たったことを吹聴したくて、上手く行ったいきさつや次の予測などを頼みもしないのにペラペラしゃべってくれる人がたまにいます。


そのような人は、上手く言ったことをしゃべりたくてしかたがないのだと思います。相場が上げ潮になり、そろそろピークを迎える時期にそういう人がたくさん出てきます。それは、この格言が言う「愚人蝶々する時」です。


そのような時は、「沈黙せよ」ということですから、黙って聞いておけということです。相手にせず、右から左へ聞き流しておけば良いということなのでしょう。



 そういう人を相手にしないのは当たり前のことですが、自分が愚人にならないように気をつけなければなりません。というよりも、儲けた損したと一喜一憂しないように心の鍛錬をしなければなりません。いつも謙虚でありたいですね。




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