どうなる年金制度2016/11/27 10:43

 先日『国民年金法等改定案』が衆院厚生労働委員会にて採決されました。民進党などの野党は『年金カット法案』と呼んで批判しています。


年金制度については、これまで維持できるのかどうかですったもんだしてきた経緯があるので、今後どうなるのか気が気でない方が多いと思います。


年金制度で揺れているのは日本だけではありません。経済破綻一歩寸前まで行ったギリシャを筆頭に、世界の国々が行き詰まりを見せています。年金制度はいったいどのようになるのでしょうか?




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 アメリカの地方都市では

 米東部ロードアイランド州セントラルフォールズ市、人口2万人弱の小都市が2011年8月に破綻しました。破綻の理由は、年金債務が市の年間予算の4倍を超える積み立て不足を抱えていたことです。


この年金は株価が毎年12%ずつ上がる前提で作られた年金だったそうです。これでは 破綻して当たり前ですよね。


この破綻劇、1都市の失政とは言い切れません。近隣の都市も似たような問題を抱えていて州都さえ怪しいそうです。


地方自治体の多くは地方債での資金調達に頼っていると言われています。格付けの引き下げや信用不安の連鎖が広がれば、今後の資金繰りに影響が出るようです。


金融危機から3年経過し巨額の財政出動と異例の金融緩和で凌いだかに見えたアメリカ経済でしたが、地方はむしろ悪化が進んでいるようです。




 正しい道筋とは

 ギリシャのような無茶な年金制度ではないにしても、日本もギリシャやセントラルフォールズ市のようになりかねませんね。そうならないために、年金制度を改革しようとしているのです。


しかし、年金、医療制度の破綻、地方の疲弊など、アメリカも日本も抱えている問題はまったく同じで変わりがありません。


年金制度改革の議論を聞いていても、年金制度がよくなるとは思えません。まさに政治の無策、政治家に期待してもムダなのかもしれませんね。やはり行き着くところまで行かないとダメだということなのでしょうか?



 過去の歴史を見ると60年くらいの周期で大きな戦争が起きています。戦争によって、機能しなくなったこれまでの秩序を破壊し新しい秩序を作ることで、新たな成長過程に入っていくというのが、正しい道筋なのかもしれません。


しかし、今回は武器を持って殺し合う戦争ではなく、金融戦争によって、これまでの秩序が破壊されるようです。成長するために必要なガス抜きということなのでしょう。


我々庶民は、見守るしかありません。そして、その中で逞しく生きていくしかないようです。




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