FX取引で利益を上げる2つの方法2018/04/20 15:29

 FX取引で利益を上げる方法は2通りあります。
1つは「為替差益」を得る方法で、もう一つは「スワップ金利」を得る方法です。
株式投資では、値上がり益を狙うしかないので、分かり難いかもしれませんね。


1.「為替差益」を得る方法

 「為替差益」を得る方法は、株式投資で値上がり益を狙うのと同じように、為替レートの変動によって得られる利益を取ることです。


【FX取引の考え方】のところで説明したように、為替の値上がりや値下がりを狙う方法です。FXでは、値上がりだけでなく、値下がりでも利益を狙うことができます。これが投資法としての優位性だと思います。



2.「スワップ金利」を得る方法

 スワップ金利とは?

スワップ金利とは、取引を選択した通貨の金利差によって発生する利益です。

例えば、オーストラリアドルや中国元、インドルピーなどの新興国の通貨は、日本円に比べると金利が高い傾向にあります。金利というのは、状況によって変わるので、いつもそうだとは言えません。


金利の高い通貨と金利の低い通貨ペアの取引の場合には、「スワップ金利」という利益が発生するのです。スワップ金利は、金利の高い通貨と金利の低い通貨との金利差によって生じます。


但し、ポジションを持っていないとスワップ金利はつかないので、デイトレードでは発生しません。ポジションを翌日の朝6時か7時まで保有していると、2日後に発生します。同じ為替レートでも、スワップ金利は市場の取引金利で計算するので毎日変わります。


通貨ペアの選択によっては、スワップ金利を支払って取引しなければならないこともよくあるので、注意して通貨ペアを選択しなければなりません。


長い期間をかけて為替差益を取る場合には、スワップ金利も得られるような通貨ペアを選択することが重要です。しかし、デイトレードのように短期間の取引しかしない場合には、考える必要はありません。


FXの最大の強みはレバレッジ2018/04/23 10:17

 少しでも投資の経験がある方なら、「レバレッジ」と言う言葉を聞いたことがあると思います。レバレッジというのは、「てこ」という意味です。てこは、少ない力で大きな力を生み出すことができます。


株式投資ではあまりなじみがないかもしれませんが、レバレッジをかけられることがFXの最大の特徴であり、最大の強みだと言えます。



 どういうことなのか、もう少し分かり易く説明します。

FXの取引では、最大25倍までレバレッジをかけられます。つまり4万円の資金があれば100万円の取引ができるということです。


FXが急激に人気となりあっというまに広まったのも、このレバレッシがあったからです。今は25倍までしかかけられませんが、以前は400倍までかけられました。なので、短期間で凄い利益を得られたのです。


しかし、投資と言うのは儲かる時だけではありません。損することもあります。レバレッシが大きいということは、損する時も大きいということです。とても危険な取引だと言えます。


なので、経験のない方は、手持ち資金の範囲内で取引するようにしないと、大変なことになってしまうのです。



 レバレッジについて、もう少し具体的に説明します。

例えば、アメリカドルを100円で買う場合、1万円の資金なら100ドル購入することができます。この場合、1円の値動きがあれば、100円の利益又は損失がでます。この状態がレバレッジ1倍です。


最大25倍までかけられるので、1万円の資金で25倍、つまり25万円、2,500ドルまで取引できるので、1円の値動きがあると2,500円の利益又は損失になります。


レバレッジの倍率やかけ方などは、取引会社によって違うので、取引会社を選ぶときの選考ポイントにしてくださいね。


いくらあれば取引が始められるのか?2018/04/24 11:09

 外国為替証拠金取引(FX)では、「取引通貨単位」という呼称を使って取引します。取引できる最低限の量も決まっています。最低取引通貨単位は、取引会社毎に違っていますが、最も多いのが10,000通貨です。数は少ないですが、1,000通貨で取引できる会社もあるようです。



 日本円で取引する場合を考えてみます。

1ドル=100円とすると、1,000通貨で10万円、10,000通貨なら100万円の取引です。しかし、そこにはレバレッジがかかるので、これらの金額はもっと下がります。


レバレッシは20倍まで可能なので、1,000通貨で10万円の1/20は5,000円、10,000通貨なら5万円で取引できるのです。しかし、このレバレッジも取引会社によって違うので、それだけの費用でできるとは限らないのです。


さらに、取引会社によっては、口座開設時に最低入金額が決められていて、10万円のところもあれば、1万円のところもあるので、最低いくらあれば取引できるのかは、取引会社によって違うのです。


1万円あれば、取引できる会社が見つけられると思いますが、10万円もあれば、どんな会社でも、ほぼ間違いなくできると思います。



 投資と言うのは、基本的に資金が多ければ多いほど勝てる確率が上がります。できるだけ小さいレバレッジで取引するほど、儲けられるのがFXです。なので、取引する時は、なるべく余裕のある状態で取引を始める方が良いと思います。


FXの取引できる時間は?2018/04/26 16:00

 日本で株式を売買する時は、日本の株式市場が開かれている時間帯にしか取引することはできません。いくらインターネットを使おうが、取引所が開いてなければ、取引できません。


最近、日本の取引所では取引時間が長くなってきましたが、やはり限られた時間でしか取引できません。現物株の場合は、午前9時から15時までです。しかも途中で中断が入ります。



 しかし、FXの場合は、FXの特徴にも上げていたように、取引を行う場所、つまり「取引所」が存在しないので、24時間、いつでもどこでも取引することができるのです。


FXでは、電話やインターネットを使って、「買いたい人」と「売りたい人」が、それぞれが個々に取引を成立させる方法を取っているので、このようなことができるのです。ちなみに、このような取引形態を「相対(あいたい)取引」と呼びます。


FXは「相対取引」ですから、同じ時刻、同じ通貨ペアの取引であっても、個々の取引によって、まったく違った価格で成立します。そのため、為替レートは、取引会社によって違うということが起こりうるのです。


逆に言うと、そういう取引であるからこそ、どこかの国または地域で取引をしている限り、いつでも取引に参加することができるというわけです。



 ということですから、株や商品投資のように、取引時間を気にすることはありません。あなたがしたい時に、どこにいようが取引できるのです。


これは、すごいことですよね。それゆえ、サラリーマンが副業でやったり、主婦がパートに出る代わりにFXで儲けるなんてことができるようになったのです。


基軸通貨とは2018/04/28 09:51

 世界中には、たくさんの国と地域があります。明確な数は分かりませんが、国連に加盟している国の数は193です。それらの国は、それぞれ独自の通貨を使っているところもあれば、アメリカドルを使っている国もたくさんあります。


そんな通貨の中で、圧倒的な流通量と信頼感があるのが基軸通貨と言われる通貨です。それは、アメリカドル、ユーロ、そして円です。中国の経済成長が著しく、中国元の流通が増えたとはいえ、この3つの通貨で世界の90%近くを占めています。



 ヨーロッパやアメリカの経済力がひところよりも落ちてきて、中国、インド、ブラジルなどの新興国の経済発展によって、基軸通貨の占める割合が低下してきていますが、これら新興国の通貨が、基軸通貨を上回るような状況にはなっていません。


まだしばらく、ドル、ユーロ、円の時代が続きそうです。



 FXに投資をする目的は、通貨を売買して儲けることです。利益を上げるためには、それなりに流通していなければ、取引が成立しない可能性が高くなります。となると、やはり、基軸通貨を中心に取引することが基本です。


基軸通貨同士の取引で最も多いのは、アメリカドルとユーロです。次がアメリカドルと日本円、そしてユーロと日本円という順番です。


FX投資をしている個人投資家の中には、アメリカドルとユーロしかしない、あるいは、アメリカドルと日本円しかしないという人もたくさんいます。


通貨ペアを選ぶことは、投資家の考え方次第で、どのようにでもなります。自分の投資のやり方を考えて、利益をあげやすいペアを選んでください。但し、やはり基軸通貨を外すべきではないと思います。