為替相場のクセを把握しておく2017/05/09 10:00

 インターネットの普及によって、オンラインで簡単に株の売買をすることができるようになりました。さらにスマートフォンが普及したことで、何時でもどこでも取引ができるようになりました。


最近の株取引のしかたを見ていると、私が始めたころとはまったく違った取引になってしまい、まさに隔世の感があります。


このような時代になると、これまでのような対面取引とは違った考え方で相場に臨まなければなりません。そこで、インターネットを使った取引をするためのコツを考えてみたいと思います。




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 具体例から

 例えば為替の場合、ドル円の取引をする際に覚えておいて損がないのが市場のクセです。一般的に実需の東京市場、投機のニューヨーク市場という言い方をします。なぜかと言うと、日本では輸出入企業によるドル買い、ドル売りが頻繁に行われます。


そのため、市場に参加する輸出入企業の動向によって、為替レートが動く傾向があるからです。


ところがニューヨーク市場では、貿易取引に用いられる通貨はドルが中心ですから、アメリカの輸出入業者は為替取引をする必要がありません。なのでニューヨーク市場で取引するのは、基本的に投機筋が中心になるのです。


従って、ニューヨーク市場では実需によって動くのではなく、市場の心理で動く傾向があるのです。


このためニューヨーク市場では、アメリカの経済指標の結果に影響されて為替レートが大きく動き易いということになるのです。アメリカの雇用統計が発表になると為替レートが大きく動いて損をしたという経験がある方も多いのではないでしょうか。


逆に言うと、投機筋はそういう機会を狙って売買していると言っても言い過ぎではありません。そういう時に大きく利益を上げようと、わざと取引しているのですから当たり前の話です。




 市場の動きを考えて利益を取るには

 為替の場合、実需の東京市場、投機のニューヨーク市場という市場の性格を理解して取引の方法を考えると利益が上がりやすくなります。


我々が寝ているニューヨーク時間には、できるだけ取引に影響がないように、東京時間だけで取引するとか、逆に、ニューヨーグ時間に大きく変動すると予想して、指値で売買設定しておくなど、いろんなやり方が考えられると思います。


株式市場も為替に影響されます。また、東京株式市場はNY株式市場の写真相場と言われるくらい、NY株式市場に影響されます。このようなことを理解して、ご自分で有効な方法を見つけてくださいね。




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