FXの自動売買2018/08/08 10:40


 最近、個人投資家の間にもFXの自動売買取引が広まっています。FXの自動売買は、コンピューターに自動売買ソフトをインストールし、売買条件を設定しておけば、コンピューターが勝手に取引してくれるというものです。


実際に取引の場にいなくても取引できることや、ほったらかしでもそこそこ利益が上げられることから、忙しいサラリーマンなどの間で流行しているようです。


このような背景には、インターネットやパソコンの普及のと、FX取引に使われるテクニカル分析ツールが簡単に利用できるようになったからだと思います。


従来の投資法では、個人の技量によってしか得られなかった利益が、自動売買ソフトを使えば、個人の技量に関係なく簡単に得られるようになったことも、普及に拍車をかけているようです。


しかも従来のような裁量取引をする場合に比べて、感情に左右されてルール通りに取引できないとか、常時パソコンの画面を見ている必要がないので、取引のタイミングを逃すということが無くなりました。


そのため、取引することにストレスを感じることもないので、精神的に楽に取引できるようになったと思います。



 ただ自動売買も良いことばかりではありません。自動売買は相場が安定している時には、安定した利益を上げられるのですが、リーマンショックのような稀にしかない相場の急激な変化には対応することが難しいようです。


リーマンショック時に自動売買をしていたファンドは特に損失が大きかったようです。所詮、人間が作ったソフトを使うわけですから、すべてに対応できるわけではありません。ソフトにも限界があるということを頭に入れて、自動売買取引をしなければ、大やけどをしてしまう可能性があるようです。