インフレの30年サイクル2016/04/06 11:00


 日本は未だデフレから脱却することに喘いでいますが、経済のサイクルを見ていると、インフレはおよそ30年サイクルで起きていることが分かります。既に、このことを知っていて投資に利用している方も少なくありません。

インフレが30年サイクルで起きているのであれば、日本がデフレから抜け出すのには、まだまだ時間がかかりそうです。


 それでは、インフレの30年サイクルとはどのようなものなのでしょうか。




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 インフレの30年サイクル

 インフレの30年サイクルもやはり本間裕氏が2003年に発行したその著書「マネーの原点(天国と地獄のサイクル)」で明らかにしています。


 私が説明するよりも分かりやすいので、本間氏の著書から引用させていただきます。

インフレの30年サイクルは有名だが、コインの歴史からもこのことは実証できる。過去2000年間のコインの歴史を尋ねると、ほぼ30年ごとに発行枚数が少なくなっている。つまり、金や銀価格の高騰により、金貨や銀貨を発行することが難しくなり、発行枚数の減少が起きている。その年のコインには希少性が出るために、価格が高くなっているのである。


そして、現在起きている出来事も30年前とそっくりな状況と言えよう。1971年の「ニクソンショック」以降の出来事と、2001年の「ワールド・トレードセンター事件」以降の出来事に、きわめて高い類似性が見て取れるのである。


 現在の世の中には、史上最大規模のお金が存在する。そして、ほとんどの人が「お金さえあれば安心だ」と思っている。しかし、オイルショックのような事件が起きると、お金を持っていても物が手に入らなければ、お金が役に立たないことに気づく。


このような「意識の変化」によって、慌ててお金を物に換えようと殺到したのが、「トイレット・ペーパー事件」の真相だった。しかも、現在のお金の量は、30年前に比べると桁違いに多くなっている。ところが、一次産品価格は当時に比べてほとんど変化していない。このことから分かることは、今度ボトルネック・インフレが起きれば、30年前の数倍の規模になるということであろう。




 30年に一度しかない大チャンス

 インフレの30年サイクルを知っていると、投資によって莫大な利益を上げることが簡単にできるのです。商品の価格は30年に一度暴騰するからです。デフレの時期に商品を大量に買い込んでおいて、インフレで暴騰した時に売ればいいだけなのです。


もちろんインフレの規模がどの程度になるのか、また何時頃インフレのピークを迎えるのかなどを予測して投資しなければなりません。そしてどのような商品を買うのがいいのかなど、投資をするための準備は必要です。


しかし、これだけのことが分かっただけでも、どのようにしてお金を儲ければいいのかという方法を考えるだけでいいのですから、儲かるかどうか分からず投資するのとでは大きな違いがありますよね。




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日本経済の60年サイクルとは2016/04/04 17:05


 歴史をふり返ってみると日本にはきわめて明確な60年サイクルが存在します。
きわめて明確な日本経済の60年サイクルとはどのようなものなのでしょうか。




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 日本経済の60年サイクル

 日本にはきわめて明確な60年サイクルが存在すると言っているのは、投資顧問会社を経営し、現役の投資コンサルタントである本間裕氏です。本間裕氏が2000年に発行した著書「マネーの逆襲」のなかで、日本に明確な60年サイクルが存在することを明らかにしています。


私が説明するよりも、本間氏の著書(マネーの逆襲)から引用させていただきます。その方がはるかに分かりやすいと思います。


 日本にはきわめて明確な60年サイクルが存在する。1930年代と1990年代を比較すると明らかな類似点が見てとれる。ここ数年間の動きだけを簡単に説明するだけで60年サイクルを理解していただけるであろう。


1936年に二・二六事件が起きた。この事件は世の中を急展開させる事件であった。それまで軍事費の膨張を抑えていた蔵相の高橋是清が暗殺されたことにより、軍事費の膨張に歯止めがきかなくなり、その後の支那事変、第二次世界大戦へと突入していったのである。


その60年後の1996年2月に、まさに二・二六事件に匹敵するような事件が起きた。住専問題である。乱脈融資により経営危機に陥った住専を潰してしまうと、金融システムが崩壊してしまう。そこで、やむなく「住専」に対して公的資金を投入せざるえなくなってしまった。この事件以降、政府による公的資金の投入に歯止めがきかなくなってしまったのである。


第一次世界大戦は、当時としては史上最大の世界大戦だった。1914年に勃発し1918年まで続いた。そして、第一次世界大戦から25年後に第二次世界大戦が起きた。また、その間にアメリカの株式バブルと大恐慌が起きた。これらのことに60年サイクルを当てはめると奇妙な一致が見られることがわかる。


まず、第一次世界大戦から約60年後の1973年にオイルショックが起きた。そして、アメリカ大恐慌から60年後に日本のバブルが崩壊した。戦争とオイルショックは全く別のもののように見えるが、富を移転させる点においては同じ経済効果を持っている。両者の違いは、戦争が経済の上昇期に起き、一方、オイルショックは実体経済が天井を付け、下降期に入ったときに起きたという点である。


とすると、第二次世界大戦が始まった1939年からかぞえて60年後は、どんな状況にあったのだろうか。60年前に第一次世界大戦が起き、株式のバブル、そして第二次世界大戦へという流れであった。1970年以降の世界においては、1970年代のオイルショック、日本のバブルである。


今世紀のはじめ、人びとには「経済成長」という意識はなかった。ところが、現在では長いあいだの高度経済成長により、人びとの考えとして経済は成長するのが当たり前であり、成長しないほうがおかしいのだという意識に変わっている。両大戦とは全く正反対の状態なのである。しかも、経済成長が少しでも停滞すると、なんとかして成長させようと無理をすることになる。そして「経済を成長させるためには何でもする」というように、政策じたいの堕落が始まってしまう。


天地自然の理からすると、経済が後退するときには、そのまま後退させておくほうがよいのである。無理をすれば必ず後で咎めがくる。人知で天地自然の理を歪めてしまうのが本当の「堕落」であり、政策の堕落が通貨の堕落につながり、インフレを起こしてしまうという結果が待っているのである。



 現在の状況を考えると、まさに本間氏が言った通りになっているのです。経済を成長させるために量的金融緩和を日本は行っています。日本だけでなく世界中の国が量的金融緩和を行いお金が有り余っている状況なのです。その結果、金利がマイナスになるという前代未聞の状況になっているのです。



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21世紀からの800年は東洋の時代!2016/03/30 11:48


 投資をするには歴史を勉強しなければなりません。なぜなら歴史は繰り返しているからです。
現在知られているサイクルはたくさんありますが、最も期間の長い歴史のサイクルを紹介します。



 そのサイクルはいったい何年くらいのサイクルだと思いますか。




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 800年周期説

 景気循環サイクルとして、コンドラチェフやジュグラー、キチンなどが有名ですが、これらのサイクルは短いものは3年、長いものでも50から60年ぐらいのサイクルです。ところがもっと長い800年周期説を唱えている人がいるのです。


それは、1973年に村山節(みさお)という日本人の社会学者が発見したものです。世界は広いようで狭いのかもしれませんね。こんな大発見をしたのが日本人だったなんて、あまり知られていないと思います。発見されてからまだ40年ほどしか経っていないのですから、知らない人が多いのがは当たり前なのかもしれません。


800年周期説を簡単に説明すると、文明は800年周期で東西が交代しています。西暦2000年が東西文明の交差する年であり、これまで800年続いた西洋の時代が終わり、21世紀から800年は東洋の時代になるのです。


 今、欧米諸国はISやユーロ問題で苦しんでいますが、インドや中国だけでなくアジア諸国が活気づいていることを感じている人が多いと思います。この状況を考えると納得できる人も多いのではないでしょうか。


最初は信じられなかったのですが、最近は、今後ますますアジアの国々が活気づいてくるのだと期待しています。それは経済だけでなく、政治的に中国が台頭してきたこと、スポーツでもアジア諸国の勢いがあることなどを感じている人も多いのではないでしょうか。



 これから東洋の時代になるということが分かっただけでも、今後の投資の方向が見えてきます。これからはアジアの国々に投資すべきなのです。不動産に投資したいのであれば、シンガポールなどの不動産が狙い目です。株式投資でもアジアの会社の株を買うべきなのです。




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何に投資すればいいのか2016/03/29 10:59


 今は有史以来、投資に最適の時代だと言いました。それじゃ、とにかく投資を始めないと・・・と考えるかもしれませんが、ちょっと待ってください。投資に最適な時代だとしても、何に投資をしてもいいというわけではありません。


 この章の最初にトレンドに乗れば簡単に儲けることができることを説明しました。投資に適した時代に、その時のトレンドさえつかめば簡単に利益を上げることができるんです。



 それでは、そのトレンドをつかむには、どのようにすればいいのでしょうか。




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 歴史は繰り返す

 歴史に興味を持っている方なら、歴史は繰り返すということがどのようなことなのかすぐに分かると思います。歴史的に有名な大きな戦争なども、ある程度の周期で起きていることはよく知られています。


なぜかというと、歴史というのは人間の営みの結果だからです。なので、ある程度の周期で繰り返すことになるのだと思います。その顕著な例が経済活動における景気の循環です。


キチン、ジュグラー、クズネッツ、コンドラチェフなどのサイクルは良く知られている景気循環サイクルです。これらのサイクルは短い物は40ヶ月から長い物で50年のサイクルです。




 インフレの30年サイクル

このような景気循環サイクルと同じように、お金持ちになるために知っておかなければならないサイクルがあるんです。それがインフレの30年サイクルです。5年くらいは前後するものできっちり30年というわけではありませんが、間違いなくインフレは周期的に起きています。


インフレになると、原油価格やトイレットペーパーなど、物の値段が上がります。1973年に起きたトイレットペーパー騒動などは、まさにインフレの産物なのです。インフレの時はお金を持っているよりも物を持っている方が有利です。


これだけ知っていただけで、インフレの時にはどのようにしてお金儲けをすればいいのかか分かります。 インフレの時には、商品投資や金に投資をすれば簡単に儲けることができるのです。



 お金儲けをするためには、まず歴史の勉強から始めるのがいいのかもしれませんね。




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有史以来、投資に最適の時代!2016/03/28 10:30


 投資で利益を上げるためには、流れに乗ることが最も大事なことだと言いました。今が投資に適した時代なのかどうかをまず考えなければなりません。つまり投資をしてもね儲けやすい時とそうでないと気とがあるので、まずそこから確認する必要があるのです。



 結論から先に言うと、今は有史以来、投資に最適の時代だと言えます。なぜ、投資に最適の時代なのでしょうか。




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 世界的に金余りの時代

 以前にも説明しましたが、金本位制からIMF体制に移行しニクソンショックによって、ドルと金(ゴールド)との交換が停止されてしいました。これによって、これまで金(ゴールド)の量によって制限されていたお金の発行量を縛るものが無くなったために、お金が無制限に増やせるようになったのです。


その結果、お金の自己増殖が始まりデリバティブ取引によって2008年にリーマンショックが起きてしまいます。リーマンショックによって膨張し過ぎたお金の量が一気に収縮し始めたのです。しかしマネー経済がいくら収縮し始めたからといって、実体経済がそれに簡単に追随することはできません。


しかし緩やかな収縮でなければ副作用が大きいからです。そのためアメリカなどの主要国が急激な景気減速を抑えるために、お金をどんどん市場に放出し始めたのです。いわゆる量的金融緩和です。これによって、お金の量がどんどん増えているのです。


このため世界的な金余りの状況が続くことになってしまいました。お金の量がたくさんあるということは、それだけお金が自己増殖するということですから、お金儲けしやすいということです。お金の量が有史以来、最大になってしまったのですから、これ以上投資で儲け易い時代はないということなのです。




 お金の量がどれくらい増えたのか

 ニクソンショック後に、デリバティブ取引などによってお金が増殖した結果、マネー経済は、実体経済の100倍まで膨れ上がったと言われています。実際のところ、デリバティブ取引の実態を完全に把握することができないので、誰も確かな数字を言うことができないのです。


日本の国家予算の額は、一般会計と特別会計の総額は、重複している部分を差し引きすると約200兆円ぐらいです。この200兆円というのは、実体経済の金額として妥当な数字だと考えていいと思います。この金額をマネー経済のレベルで考えると、200兆円の100倍ならば2京円という天文学的な数字になってしまいます。


日本経済は世界の10%を占めていると考えると、世界全体で20京円ぐらいのお金が、所有されていると考えられます。この数字は1年間の国家予算から想定してきた数字ですから、すでに蓄積されている部分を考えると、さらに大きな数字になるのです。それがどのくらいになるのか、まったく想像することができません。


仮に20京円の10%のお金2京円が世界中で動き回っているとすると、東京証券取引所の1日の売買代金は5兆円にも満たない額ですから、2京円の1%、200兆円が流れ込んできただけで、市場が一瞬でパニックを起こしてしまうことになるのです。


このように、もの凄い量のお金が、新たな利益を求めて世界中を動き回っています。お金がお金を生み出す時代なのですから、人類の有史以来これ以上投資に適した時代はないと言えるでしょう!




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