経済サイクルが相場にも当てはまる「戌亥の借金辰巳で返せ」2017/03/17 11:17

 今日は商いから出てきたノウハウで、しかもサイクル理論に当てはまるような格言を紹介します。この格言も上手く利用すれば株式投資にも十分使えると思います。


 その格言とは、「戌亥の借金辰巳で返せ」 です。

この格言は、聞いたことがある方は少ないかもしれませんね。




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 格言の意味するところは

 もともとは商売の格言で、戌年と亥年には借金してでも商売を始めて、 辰年と巳年の好景気の時に返済せよという意味です。


戌年、亥年は不況の底で、そこから徐々に景気が回復し、辰年、巳年には景気の天井を迎えることが多いことから、商売に成功するための格言として伝わったものです。


この格言が表す経済サイクルが相場にも当てはまることから、相場の格言として伝わっているのです。


実際の相場や景気のサイクルを見てみると、子年に少しずつですが上昇の芽が出始め、丑年にゆっくりですが着実に上昇の流れを持続します。そして寅年に突っ走り、卯年に勢い良く跳ね上がります。辰年か巳年に天井を付けることが多くバブルの頂点を形成することが多いそうです。


まさに過去の経験から出てきた相場・投資サイクルとしてよく知られているそうです。なので、辰年か巳年に利益を出して、次のサイクルに備えなければなりません。




 現在の相場では

 金相場は2011年の9月に、為替のドル/円は10月にピークを付けています。2012年が辰年で2013年が巳年でしたから、2011年は卯年で少し違っていますが、現代に当てはめても使えそうな気がします。


そう考えると、2011年にピークを付けているわけですから、もうすでに新しいサイクルが始まっていて、上昇のエネルギーを蓄えていると考えても良さそうです。


この格言も12年サイクルのサイクル理論だととらえることができそうです。サイクルを大いに利用して儲けてくださいね。




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利食いが良い結果をもたらす「利食い千人力」2017/03/15 11:16

 投資で利益を上げるために必要なことはたくさんあります。その中でも最も大事なことは利益を確定することではないでしょうか。


そのことを示唆してくれる格言があります。

それは、 「利食い千人力」 です。




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 なぜ利益を確定させることが大事なのでしょうか?

 この格言を一度は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。この格言の意味するところは、利食いが何よりも心強い力になるということを表しています。


どういうことなのかというと、株式投資をしていて100万円の値洗い益が出たとします。個人投資家の多くは、値洗い益が100万円にもなったことに安心してしまう方がほとんどです。


安心するだけなら、まだいいのですが、もっと上がるんじゃないか、もっと利益が出せるんじゃないかと欲が出てきます。そして、ここまで上げれば、これだけの利益になるから車が買える・・・など、自分に都合の良いことばかりを考え始めます。


ところが、そうこうしているうちに下げ始めます。上がるまでは時間がかかりますが、下げ始めると早いですから、あっという間に値洗い益が無くなってしまいます。


結局、損は出なかったものの、何も儲けられなかったなんてことになってしまうのです。こういう経験をされた方も多いと思います。私なんぞは、何度悔しい思いをしたことでしょうか。今となってはいい経験だと思います。




 利益を確定させなければ利益ではない

 投資と言うのは、利益を確定させるまで、本当の儲けではないということです。値洗い益がいくら増えたところで、資金は1円も増えないのです。


利食いによって利益を確定させて初めて利益になります。その結果、資金が増えるので、次の取引の準備ができるのです。


たとえ上昇幅の半分しか利益が取れなくても悔やむことはありません。相場が下落して利益が取れないとか損失を出すよりも、はるかに良いのです。


利食いが良い結果をもたらすことは誰でも分かっています。利食いを重ねていけば、いつか必ず大きな成果につながります。なので、「利食い千人力」を実践して、資金を増やすようにしてくださいね。




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相場の得体の知れなさを感じさせる格言「幽霊と相場は寂しいほうに出る」2017/03/08 11:32

格言というのは面白いもので、ほんとうにいろいろな格言があります。しかし必ず投資するうえで必要な本質や勘所などを示唆してくれます。


今日はあまり聞いたことがない、相場の得体の知れなさ、怖さを感じさせる格言を紹介します。


 それは、「幽霊と相場は寂しいほうに出る」 です。




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 格言の意味は

 この格言は「人の行く裏に道あり花の山」と同じような意味を表しています。「人の行く裏に道あり花の山」は明るさを感じますが、こちらは暗い感じがするだけでなく、相場の得体の知れなさ、怖さを感じさせますね。


この格言は、近藤信男という相場師が残した言葉です。近藤信男は、昭和48年に資産2000億円を遺して死んだ怪物相場師で、孤独な相場師として誰にも正体を覗かせず、極端な人間嫌いで一生を過ごした人だったようです。


まさに、「相場師は孤独を愛す」を貫いた人です。マスコミに登場する時は、いつもカラ売りで大損ばかりのニユ-スが報道されていましたが、亡くなった時には2000億円もの資産を残しているのです。


まさに「幽霊と相場は寂しいほうに出る」の格言通り、こっそり儲けていたようですね。やはり、儲けるときは、他人にばれないように、こっそり儲けないとダメですね。○○万円儲けたなんて、他人に吹聴しているようではダメみたいです。




 この格言を利用するには

 それでは、「幽霊と相場は寂しいほうに出る」という格言をどのように利用すればいいのでしょうか。


この格言は逆張り投資のしかたを伝えたものなので、株で言えば、話題になっているような銘柄に目を向けるのではなく、底値圏にある誰も見向きもしない、しかし有望な銘柄を探して買っておくというやり方です。


今の株式市場はアメリカの金利引き上げの影響を大きく受けています。アメリカが金利を引き上げることによって、為替市場ではドル高の流れになっています。日本やEUは金融緩和によってマイナス金利の状態ですから、ドル独歩高の流れです。


しかも景気がいいのはアメリカだけなのですから、利益を求めてさまよっているマネーの流れが、どのようになるのか誰でも分かるはずです。


となると、「幽霊と相場は寂しいほうに出る」という格言を実行するのに、とてもいいチャンスだと考えられるのではないでしょうか。




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相場師は孤独を愛す2017/03/06 11:12

投資で利益を上げ続けることが投資をする人の理想ですが、誰でもそのようになれるわけではありません。


理想に近い人として知られるのが相場師です。もちろん誰でも相場師になれるわけではありませんが、相場師になるような人はやはり普通の人と違います。


どのような人が相場師になれるのかは分かりませんが、相場師がどのような人なのかを推測することができる格言があるので紹介します。

 それは、「相場師は孤独を愛す」 です。




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 なぜ相場師は孤独でなければならないのか

 相場師は人づき合いがあまり得意ではないと言う意味ではありません。「経営者は孤独だ」などとよく言われますが、それと同じような意味です。逆に言えば、何事も自分一人で決断して取引するわけですから、孤独にならざる得ないということなのでしょう。


なぜ相場師は孤独でなければならないのかというと、他人の意見を聞いて取引してもなかなか儲からないので聞くなということ、そして、全て自分の責任で取引しなければならないという意味から、このような格言が出てきたのだと思います。


なので、どうしても、普通の人がやるような取引をすることが少ないのだと思います。いや、普通の人と同じようにしてはいけないのでしょう。


これまでに「人の行く裏に道あり花の山」とう格言を紹介しましたが、他人がやらないことをしなければ投資で利益を上げることができないので、孤独にならざる得ないのだと思います。


以前に「三猿とはすなわち見猿、言猿、聞猿の三なり」という格言を紹介しました。三猿とは、見猿、聞猿、言猿という相場の極意を表したものです。三猿を実行すれば、嫌でも孤独になってしまいます。孤独にならなければ、本物の相場師にはなれないということなのでしょう。




 あなたは、孤独に耐えられますか?

 もし、孤独に耐えられないのなら、投資で利益を上げるのは諦めた方がいいかもしれません。これから心の鍛錬をして、相場師になるつもりでやれば、投資で儲けられるようになるかもしれませんね。とても重要な格言だと思います。




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宮本武蔵の「五輪の書」から「千里の道もひと足宛(ずつ)はこぶなり」2017/03/03 10:27

 できるだけ早く、できれば一気に投資で儲けてお金持ちになりたいと言うのが人情です。投資を始めたころは誰でも、一攫千金を夢見ていたはずです。しかし現実はそのようにはいきません。


そこで今回は、投資を始める前によく頭に叩き込んでおいてほしい、投資をするための考え方を教えてくれる格言を紹介します。

 それは、「千里の道もひと足宛(ずつ)はこぶなり」 です。




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 この格言の出典は「五輪の書」

 この格言は、聞いたことがあるようなフレーズなので、およその意味は分かると思います。同じような諺に、「千里の道も一歩から」というのがあります。それを思い出した方も多いのではないでしょうか。


ところが、この格言は剣豪として有名な宮本武蔵が書いた「五輪の書」の水の巻に出てくる言葉なのです。格言の意味も「千里の道も一歩から」とは少し違うように思います。


この格言は、どういうことを言っているのかというと、どんなに長い道のりでも、一歩ずつしか進むことはできない。逆に言えば、一歩ずつ進んでいけば、必ずいつかは目的地にたどり着くということです。


問題はその一歩をどう生きるかである。「ひと足宛はこぶなり」というところに、剣の達人である宮本武蔵の極意が感じられます。人はどのようにして成功し、勝者となるのか、それはひと足ずつ運ぶ者、これを真の強者と呼ぼうと言っています。


 以前に、「小なるもたまれば金倉を満たす」という格言を紹介しました。この格言と同じで、こと投資関して言えば、やはり「千里の道もひと足宛(ずつ)はこぶなり」というのが、投資の達人になる方法だと言えるかもしれません。




 一攫千金は幻想

 我々凡人は投資と言うのは、とかく一攫千金できるものだという幻想を持っています。 投資を始めて失敗を繰り返すうちに、投資で一攫千金というのは幻想であることが分かります。


たいていの人は、そこで諦めて投資を止める人が多いのですが、そこから考え方を改めて、千里の道もひと足宛(ずつ)はこぶなりということができる人が、投資で利益を上げられる人になっていくのでしょう。


そして、行き着くところは、宮本武蔵のような投資の達人と言われるような人、ということになるのかもしれませんね。


宮本武蔵のような達人になれなくても、小金持ちぐらいには誰でもなれるはずです。そのためにも、目標をはっきりと決めて、千里の道もひと足宛(ずつ)はこぶなりしかないようです。諦めずに続けましょうね。




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