リスク分散を教える格言「買い米を一度に買うは無分別。二度に買うべし、二度に売るべし」2017/04/25 11:18

 今回も「三猿金泉秘録」に出てくる格言を紹介します。

 それは、「買い米を一度に買うは無分別。二度に買うべし、二度に売るべし」です。

この格言は聞いたことがなくても、どのようなことを言っているのかわかると思います。




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 格言の意味は

 取引を始める時には一度に資金を全部投入するなんてことをしないですよね。特に、エントリーする時は、予想通り動くかどうかわかりませんから、まず試しに買ってみるとか売ってみるということをするはずです。


エントリーできてからその後の動きを見ながら、本格的に参入するかどうかを見極めるというのが普通のやり方です。できれば、少しずつ何回かに分けて買っていくというのがいいですね。この格言は、石橋を叩いて渡るように、慎重に取引しなさいという教訓です。


 どうしても買いたくなったら、まずは少しだけ買います。自分の予想が当たるか外れるかは、結果を見なければ分かりません。いくら自信があっても、相場が自分の予想した通りに動くという保証はありません。


なので、エントリーは少しだけで様子を見ます。相場が上がらなければ待てばいいだけです。逆に下げ始めたら、損切りするだけです。予想通りの動きになったら、そこで本格的に買っていけばいいのです。


一度にどっと出て失敗するよりも、これくらいの手間をかけるべきだと思います。売りの場合も同じようにやればいいのです。




 リスク分散の考え方

 この格言は、一度目の買いで得られた確信が二度目の買いを力強く支えてくれます。なので、次は思い切った買いの行動がとれることになるという効用があることを説明してくれているのかもしれませんね。


この考え方は、今でいうリスク分散の考え方です。資金は小出しにするのが投資の鉄則です。いろいろな銘柄を仕込むことを分散投資、時間差をつけて仕込むことを分割投資といいます。


このふたつを組合せながら投資をすると、効率よく利益が得られます。実践から得られた教訓は時代に関係なく使えます。時代が変わっても投資家の考え方に変わりはないということですね。




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