意味を勘違いしている人が多い格言「三日待つべし」2017/01/11 11:39

 投資をしている方なら誰でも一度は耳にしたことがある有名な格言を紹介します。

 それは、「三日待つべし」 です。

この格言は、相場師として有名な江戸時代の米商人、本間宗久が残した言葉です。もともとは、「心はやるときは三日待つべし、これ傳なり」というのだそうです。


よく知られた格言ですが、この格言の意味するところは、たぶんあなたが知っているものと違うと思います。どう違うのでしょうか?




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 格言の意味は

 この格言の意味は、買いたい、売りたいという衝動に駆られた時は、昂ぶる心を鎮めるために3日待ちなさいということではありません。3日待てと言っていますが、実売買する時には、昂ぶる気持ちを静めて売買両面から客観的に判断しなさいと言うことなのです。


また本間宗久の遺訓をまとめた『六甲伝』には、「三日待つべし、相場弱く見えるときは三日待って気を転じ買い方に廻ること。これ極意であり、常にこの心持ちを忘れてはならぬ。」とあります。


どういうことかというと、『六甲伝』には、先ほどの文章の続きがあり、次のように、「自分が強いときは人も強い。自分が弱いときは人も弱気になる。上げ詰めは下げの始め、また下げ詰めは上げの元を知ること」と説明されています。


つまり、「自分が強いと思っている相場は、他人も同じように強いと思って行動するもの。逆に相場が弱い時は他人も同じように弱いと考え行動するものなので、もう少し様子を見ていれば陰陽が転換し、次の相場がやってくるので、逆の行動をとりなさいと言っています。




 売買の判断基準をしっかり持つこと

 この格言は奥が深いですね。買いたいと思った時に、本当に買っていいのかどうかを買いたいという気持ちを鎮めて考え直してから買えばいいのかと思ったら、それだけではダメなのです。


ここから相場が逆転するかもわからないので、そういう目で見直してから買なさい。そうでなければ、逆に売る方がいいよと言っています。


上げている原因をしっかりと押さえないと売買の判断ができませんね。それだけ、売買の判断は難しいということなのでしょう。


簡単に売ったり買ったりしてはいけないようです。売買の判断基準をしっかりと持ちなさいと教えてくれています。




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