繰り返す歴史の皮肉?2016/12/13 11:38

 今の歴史観は西洋を中心に作られています。学校で教わる歴史は、まずギリシャ文明から始まります。ギリシャは西洋文明発祥の地として知られ、紀元前2000年にはミノア文明、ミケーネ文明など古代ギリシャと呼ばれていた歴史の古い由緒正しい国です。


その後にローマ帝国が生まれます。現在のイタリアは紀元前400年頃からローマ帝国として栄えたヨーロッパ最強の国でした。ヨーロッパを制圧したカエサルを知らない人はいないでしょう。


これらの国が、その後どうなったのでしょう?




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 歴史のおもしろさ

 日本の歴史学者である村山節(みさお)氏は、西洋文明と東洋文明が800年周期で移動しているという「800年周期説」を発表しました。村山節(みさお)氏によると、西洋から東洋への移行が2000年に始まっているのだそうです。


今の世界の状況を見ると、アジアの新興国に勢いがあり経済成長が著しいことは誰でも分かります。それに比べてヨーロッパ諸国はテロや経済原則に苦しみ没落しかかっています。


2000年を境に東洋と西洋の立場が逆転するのであれば、ギリシャが活躍したのは紀元前2000年くらいです。そしてローマは紀元前350年くらいです。ギリシャもローマも西洋文明が活躍する時代の主役でした。その1600年後の1,200年から2000年には、スペイン帝国や大英帝国が栄えました。


これまでに出てきたギリシャ、イタリア、スペイン、イギリスはかっての覇権国です。それが、今では財政破綻しそうな国々になっているのです。歴史というのは面白いですよね。




 歴史の皮肉

 つい最近までのギリシャの混乱ぶりを伝えるニュースを聞くたびに、これは歴史の皮肉なのかと思いました。なぜかというと、ギリシャで始まった西洋文明がギリシャの破綻で西洋文明の終わりが始まるのですから。


そして、ギリシャからイタリア、さらにスペイン、そしてイギリスと続けば、まさに過去の栄光の歴史の順番通りに破綻していくことになります。これからそういうことになるのではないでしょうか?


このようなことが現実に起きるのかどうかは分かりませんが、起こりそうな気配はありますよね。ここしばらくヨーロッパが再興する可能性は間違いなくないでしょう。 EUもいずれ消滅するはずです。




 アメリカに代わる覇権国

 東洋文明の時代に入ったのですが、アメリカに代わる覇権国はいったいどこなのでしょうか?


今の勢いから言うと中国だと言う人が多いと思います。そうかもしれません。しかし、私は中国だとは考えていません。「日本」意外にないと思っています。根拠はありません。


日本人の面白いところは、外から痛めつけられれば痛めつけられるほど強くなることです。それが日本人の特性なのかもしれません。


東日本大震災であれだけの被害を被りながらも、もう立ち直ってきているのですから、外国から見れば驚異というしかありません。日本人て本当にすごいですよ!もっと自信を持っていいんだと思います。


仮に日本が覇権国になったとしても、アメリカのような国にはなってほしくはありません。やはり日本人なら誰もが持っている 「和をもって尊しとなす!」という気持ちを大事にしてほしいですね。


最近の日本人を見ていると、よく頑張っていると思います。しかし、頑張りすぎて空回りしているように感じるのですが・・・。




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