目先の値動きにとらわれない投資のしかたとは2016/10/06 10:26


   投資家には2種類の人がいます。大欲で動く人と小欲で動く人です。たいていの投資家は小欲で動きます。小欲とはどういうことかというと、目先の利益を追う人です。


普通の人は誰でも大きな利益を求めます。それが大欲だということではありません。大欲がいいのか小欲がいいのかという問題なのですが、はたして大欲とはどういうことなのでしょうか?


 「大欲は無欲に似たり」 という格言があります。この格言は読むだけではよく分からないと思うので、私なりの解釈をします。




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 大欲は無欲に似たりの意味するところは

 具体的な例を挙げて説明します。どんな投資対象を選んでも、その価格の変動は一定のサイクルに基づいて動くことが知られています。


金の場合なら長いものでは30年、60年というサイクルがあります。逆に短いサイクルには、プライマリーサイクルと呼ばれる18週のサイクルがあります。もっと短いものには、メジャーサイクルやトレーディングサイクルというのがあります。


金に投資している投資家のほとんどが、プライマリーサイクル、メジャーサイクル、トレーディングサイクルを見ながら投資しています。それ以上長いサイクルを見ながら投資している人はあまりいません。


大投資家として有名なのジム・ロジャーズは長いサイクルで投資している稀有な投資家だと思います。ジム・ロジャーズの投資法は、とにかく長いスパンで見て安い時に買いこみ、その後はほったらかしなのです。


10年以上ほったらかしにするのは当たり前のようです。なので、日々の価格の変動なんて気にしません。上がろうが下がろうが関係ないのです。そんなものを気にしていたのでは、怖くて投資なんかできませんからね。


こういう人の投資のしかたを傍から見ていると、なんと欲のない人だろうと勘違いしてしまいますよね。ところが、事実は大違いです。最も安いところで買って、ピーク付近で売ろうというのですから、とんでもなく強欲な人なのです。しかし、知らない人は、強欲でなくて無欲に見えてしまうということです。
 「大欲は無欲に似たり」 とは上手く言ったものですね。




 凡人にはできない投資のし方

 こういう投資をしたいと思っているのですが、やはり凡人でしかないようで、日々の動きが気になって仕方がありません。ジム・ロジャーズのような大投資家は、なかなか出ないはずですね。


でも、少しずつでも真似をしていけば、もっと気楽に投資できるかもしれませんね。できるだけ長いスパンで投資をしましょう。




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