建玉の損益計算するべからず利食い急がれ損は見切れず ― 2016/10/03 10:43
投資で利益を上げていく上で重要なことはリスクをいかにコントロールするかです。なのでエントリーする時に得られる利益と損しても仕方のない損失額とを把握しておかなければなりません。
しかしエントリーしてしまえば、建て玉の損益を計算することは控えなければなりません。
今日は、「建玉の損益計算するべからず利食い急がれ損は見切れず」 という格言を紹介します。
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なぜ建て玉の損益計算を控えなければならないのでしょうか?
この格言の意味は少し解説しないとなかなか理解できないと思います。私なりの解釈を説明します。
どういう状況でも構わないのですが、例えば買いのタイミングが来たので買った場合を考えてみます。上手く買えたとしても、誰でもその建玉の損益、つまり利益が出ているのか、損失が出ているのかが気になって仕方がないはずです。
仮に利益が出ているとしても、その利益の額が気になります。そして相場の動きを見ていて、下がり加減になってくると心配になってきて、利益が出ているうちに仕切ってしまおうと考えたりします。
そのため、あまり利益が出ないうちに仕切ってしまうことになりがちなのです。また、損失が出ている場合にも、損するのは嫌ですから、損失が出ないところまで戻ったら手仕舞うことにしようなどと自分に都合のいい胸算用をして、仕切るのを後回しにしてしまったりしがちです。
その結果、損失が大きくなって、どうにもならなくなってしまうということがよくあります。株の場合、塩漬けにしたというような表現をします。現物取引の場合には含み損だけですから、売らない限り損失が表面化しないので、このようなことになってしまうのです。
このようなことを防ぐには
もしエントリーする時に、仕切りとロスカットのポイントを決めていれば、このようなことが起きることはありません。仕切りやロスカットのことを考えないで建玉してしまうから、このようなことが起きるのです。
ロスカットを設定している方は少なくないと思います。しかし利益が出た時の仕切りのポイントまで決めている方は少ないように思います。相場の動きを見ながら、適当なところで仕切っている方が多いようです。
仕切りのポイントもエントリーする時に決めておくべきなのです。どのようにして決めるのかというと、黄金比を使って計算します。前の波の変動幅の0.382倍、0.5倍、0.618倍、1倍、1.382倍、・・・、このようなポイントで止まる可能性が高いので、波の状況から考えて、今回は、これくらいで止まるだろうと予測し、利益確定ポイントを決めるのです。
もちろん、実際には、かなりの誤差があるので、その場その場で修正をしなければなりません。しかし、確実に利益が取れるようになります。何より、精神的なストレスがなくなることが最大のメリットだと思います。ぜひやってみてください。
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