老後資産・運用の落とし穴とは ― 2016/09/06 11:12
50歳を過ぎると嫌でもリタイヤ後の資産運用について考えなければなりません。「長い老後生活に備えて少しでも利回りが欲しい。でも、資産の目減りは困る」というのが多くの人の考え方です。
あなたはどう思いますか?どのような資産運用を考えていますか?
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高齢者向けの金融商品でトラブル増加
元本割れがなく高利回りの金融商品に投資したい、そりゃ、そうですよね。気持ちはよく分かります。ところが、そういう考え方で運用すると、逆に生半可な知識で運用することになってしまいます。そのため、高齢者向けの金融商品で元本割れトラブルが増加することになっているそうです。
60歳以上の人が期待する運用利回りは定期預金よりも高い利回りです。マイナス金利になったこともあって、国内で年平均利回り5%以上で元本割れのない金融商品はありません。
リターンが大きい商品はリスクも大きいのが当たり前なのに、現実に目を伏せて「元本割れがなく高利回り」を追求しているのです。
その結果、銀行や証券会社の営業マンに言われるまま投資信託などで運用し元本割れになり、トラブルになるケースが多くなっているようです。
これについてあなたはどのように感じましたか?
私が感じたことは、次の通りです。
1.元本割れがなく高利回りを求めることがナンセンス!
2.投資はすべて自分の責任、トラブルにするのがおかしい。
3.年平均利回り5~6%で満足するな。
4.リスクをとらずにリターンを追うな!
5.損したら、損した金額以上を取り返せ!
6.もっと本気で勉強してほしい。
7.受身の考え方から抜け出してほしい!
ファィナンシャルプランナーに相談すると、高い利回りを求めず堅実な運用をしましょう。そして、分からないことは徹底的に質問して、理解してから投資しましょう。というのが当たり前です。
しかし、私の考え方は少し違います。これから、時代がどのような変わっていくのかを考えて投資をしなければならないと考えています。もっと、しっかり勉強しなければなりません。その上で何をすべきなのか考えなければならないと思っています。
勉強した結果、堅実な資産運用がベストだということにならなければ、敢えてリスクを取る資産運用をするすもしれません。しかし、できるだけリスクを小さくする方法を考えます。
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中国の時代は長くない? ― 2016/09/07 10:56
5,6年くらい前の古い話なのですが、アメリカのフォーブス誌に掲載された「『中国の時代は短命』2011年以降は停滞長期化」という記事を紹介します。
その記事はどのような内容だったのでしょうか?
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記事の内容を簡単に説明します。
中国の世紀は短命。長くても数年。2011年末までに中国の経済成長率は2ケタを割り込むだろう。国内総生産(GDP)は10年にわたる減速が始まる。
その理由は次の3つ。
1.不動産バブルの崩壊
2009年に1兆1000億ドルという見事な景気刺激策を実施した結果、上半期の経済成長率は11.1%という高水準に達した。だが不幸なことに、中国ではたいていのモノが有り余っている。居住用マンションは、8000万戸もの空室がある。新築物件の空室率は50%を大きく上回り、北京では65%以上。
今後想定されるシナリオは2つしかない。不動産市場が崩壊するか、中央政府が人為的に市場を支えるか。中国の指導部は後者を選択する可能性が高い。
(結果)中央政府が人為的に市場を支えるという予想通りの結果になりました。
2.水不足
2015年までに200万人の難民が発生する。2010年は明朝以来の深刻な干ばつに見舞われました。世界銀行は2020年までに中国では3000万人もの環境難民が生まれる可能性があると見ている。個別の自然災害ではなく、全般的な水不足が原因。
(結果)現在のところ200万人の難民が発生するような事態にはなっていません。今後の推移を見なければ、予想が当たるのかどうかは分からない状況です。
3.人口問題
中国の人口は2020年までにピークに達する。これから人口増加の減速が続く。新生児の性別の異常な偏り(女児100人に対し、男児119人以上)は、今後さらに深刻な問題となる。
数十年にわたる中国政府の無謀な人口政策のツケが回ってくる。
(結果)昨年末にこれまで続けてきた一人っ子政策の廃止を決めました。しかし、時すでに遅しという感じです。予想通り進んでいると思われます。
そして最後に、現在の中国に対する思い込みは捨てた方がいい。10年後の中国は我々の目に、今とはまったく違う姿に映っていることだろう。 と締めくくっています。
この予測は当たるのでしょうか?
この記事で示された予測に近い形で進んでいると私は考えています。
さらに私は、中国の沿海部と内陸部との所得格差の拡大そして少数民族の自治の問題などから、これから中国共産党の一党独裁体制が崩壊し分裂することになるのではないかと考えています。
中国の歴史を見れば明らかです。この巨大な国が中央集件国家として長く続くことの方が珍しいのです。絶えず離合集散を繰り返すというのが中国の歴史です。歴史は必ず繰り返します。中国の分裂は間違いないと思っています。
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これからの人生をどう生きていくのか? ― 2016/09/08 11:03
最近の世界の情勢を見ていると、これから大変な時代になるのではないかと思います。例えば、ISなどのイスラム過激派の無差別テロ、そして中国の海洋進出、北朝鮮の核開発など、日本を取り巻く環境は危険だらけです。
こういう時期なので、やはり我々も自分や家族の安全など、生きていくために何をすべきなのかを考えておかなければならないと思います。
そうです、「これからの人生をどう生きていくのか?」をしっかりと考えなければなりません。
たいていの場合、「絶望」から全てが始まります。
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なぜ絶望からしか始まらないのか
例えば、私は年齢的に考えても後何年働けるかわかりません。何十年も働く事はできないので、短期間である程度のお金を稼ぐ必要があります。さらに、税金の問題、家族の問題、資産運用の問題など、考えれば考えるほど自由に生きていくにはお金が必要だという結論が 絶望的なほど、明確に導き出されます。
お金を稼げない = 誰よりも不自由になる ということなのです。
今の日本や世界の状況を見ているとその思いがなおさら強くなってきます。そして絶望感も大きくなるのです。
こんなことは時間を作って、しっかりと時間をかけて考えない限り解決できるはずがありません。
たいていの問題はお金で解決できる
このような不安はほとんどの場合お金で解決することができます。なので、そのためにいくらお金が必要なのかを計算し目標金額を決めることです。そうすれば、次はどうやって稼ぐかを考えるだけなのです。
どうせ稼ぐなら、やりたいことをして稼ぐのがベストです。これを深く、具体的に考えていくと、どうせなら好きなことをして、しかも、短期間で成功できることを選びたい・・・と考えていると、「考えるしか手がない」ことが分かります。
なぜなら、考えることを放棄した瞬間、絶望が現実になるからです。絶望的なシミュレーションが現実にならないようにするには、自ら考え行動するしかないのです。
楽観的な考えの人がほとんど
はっきり言って、世の中のほとんどの人は、現実と未来を楽観的に捉えすぎだと思います。考えることを放棄したい気持ちも分かりますが、冷静になって現実を見つめれば、絶望は目の前までやってきているはずです。
ぜひ、考えてください。勉強してください。なぜなら、動機が強ければ強いほど行動的になれるからです。歴史の流れが大きく動き出す前に、ぜひ良く考えて行動してほしいと思います。
今、何をしなければならないのかを?
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剣豪宮本武蔵が残した投資の格言とは ― 2016/09/09 11:27
投資の格言にもさまざまなものがあります。投資家が苦労して会得した体験が多いのですが、中国の故事や歴史上の有名人の残した言葉などもあります。
今回は、日本人ならよく知っている剣豪として有名な宮本武蔵が残した言葉が格言になったものを紹介します。
その格言とは、「我れ事において後悔せず」 です。
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この格言の意味するところは、
剣豪宮本武蔵が巌流島で佐々木小次郎を倒した時の話は誰もが知っていると思います。その宮本武蔵が自分の命をかけた真剣勝負に赴くときの心境を言葉にしたものだと思います。
あれほどの腕を持った剣豪であっても、相手を倒すために最高の環境と勝つための条件を考え尽くして、勝てるかもしれない状況になったと考えて真剣勝負に出ていくのです。
それだけやっても勝てるかどうか分からない状況ですから、結果に後悔はしないという実に澄み切った心情になっているようです。一流の人はやはり違いますね。このような剣豪ならば、相場の世界でも十分通用するのでしょう。
凡人投資家も見習うべき心境
我々のような凡人も見習わなければならない心境ですね。どうしても思いつきやその場の勘のようなもので相場に向かってしまうのが、我々凡人です。
いつも真剣勝負で立ち向かわなければならないのです。たとえ結果としてそれが失敗に終わったとしても後悔しないように、十分検討してから取引できるようになりたいものです。
しかし、それができない凡人は、やはりルールを作ってルール通り行動するしかありません。できるだけ効率が上がるように、ルールを手直しするのが一番です。せっかく作ったルールですから、上手く機能するように改善し続けなければなりません。
それを続けていると、宮本武蔵のような心境に近付くことができるかもしれませんね。
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リーマンショックはなぜ起きたのか? ― 2016/09/10 11:04
2008年に起きたリーマンショックは世界経済に大きな影響を与えました。あれから8年経過したわけですが、リーマンショックの傷が完全に癒えたという状況にはないようです。しかし、リーマンショック以降、何かが変わりつつあると思います。
そして世界はこれからどのように動いていくのでしょうか?誰もが気になることだと思います。その答えを知るために読んでおいてほしい本を紹介します。
それは、立教大学の山口義行教授を中心とした4人の経済学者がまとめた
バブル・リレー21世紀型世界恐慌をもたらしたもの [ 山口義行 ](岩波書店 2009年刊)です。
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本の内容を簡単に説明します。
アメリカの経常収支赤字と対外投資によって生み出された国債過剰資本(過剰ドル)、あり余ったマネーが1970年代後半以降、世界各地でバブルを演出し、そしてバブル崩壊ということを繰り返してきたということです。
そして、それが2008年のリーマンショックに繋がることになった。リーマンショックの原因分析などは、かなり詳しく書かれているので、興味がある方は、じっくり読んでほしいと思います。
山口教授達の分析によると、2008年のリーマンショック以降明らかに流れが変わってきたと言っています。それまでは、過剰マネーの量が拡大し続けていたのですが、リーマンショック以降は、縮小する流れに変わったというのです。
それが、これからの世界経済にどのような影響を与えるのかというのが、私が知りたいことだったですが、これから何をしなければならないという提言で終わっています。
ただ、これまでの世界経済を支えてきた仕組みが機能しなくなり、アメリカの終りが近づいていると考えているのは間違いないようです。
少し難しい内容の本ですが、興味がある方は、読んでみてください。
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バブル・リレー21世紀型世界恐慌をもたらしたもの [ 山口義行 ]
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